ハノイ市、タクシーに利用者への「透明性」を求める
2016年06月01日付 VietnamPlus 紙


 ハノイ市交通運輸局は市内の各運輸会社に、旅客自動車運送事業の経営と経営条件に関する2014年の政府議定86号と運輸活動の管理に関する交通運輸省の2014年63号通達の、今年7月1日から発効する諸規定を厳正に実施しなければならない、と求めた。その中ではタクシーによる旅客運送サービスは運賃計算において、厳正で、より透明性がなければならない、とされている。
 議定86号によると、7月1日からタクシーは車内にメーターと連動した領収書印刷機を設置し、運転手は領収書を印刷し利用客に渡すことが義務付けられるという。
 この議定の第6条では、タクシーによる旅客運送業は、利用客の要望に従ったルートとスケジュールで行われ、料金は、走行距離と待ち時間に基づいて算出するメーターに従う、とされている。車体の屋根の上に「TAXI」を表示した表示灯を固定すること、さらにメーターに連動した領収書印刷機を車内に設置し、運転手は清算領収書を印刷し利用客に渡さなければならないことも規定している。 
 ハノイ市交通運輸局のハー・フィー・クアン副局長は、現在、ハノイで活動するタクシーの数は多過ぎて「複雑だ」と分析している。これまでのところ、市内では、70社が18,000台以上のタクシーを走らせている。ハノイ市交通運輸局は、市がタクシーの数を段階的に減らして、その質を向上させていくための諮問を行った。

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( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:2639 )