合格発表日のための安全確保
2016年06月11日付 The Voice 紙

ヤンゴン6月10日

大学入試の合格者を発表することに関して、不要な事件を起こさないために、ミャンマー警察の警察官らが午後9時から試験採点課、教育委員会を含む橋や湖近辺で安全を監視することがヤンゴン管区域の警察によりわかった。

6月11日早朝から発表する合格者リストのために、6月10日の夕方以降から警察官らを安全のため配置しているとフラウェー警視が本紙にコメントした。

「夜9時から始まり、翌日午前中ずっと警察官らが学校や地域をまわってパトロールしていく」とも述べた。

生徒らが試験において気落ちして自殺を企てることや嬉しさのあまり騒動が起こることのないように、ヤンゴン市内にあるバインナウン橋、アウンゼーヤー橋、シュエピーター橋、カマーチー橋、トゥウンナ橋、タニン(タンリン)橋といった場所とカンドージー湖、インヤー湖で安全確認の見回りを行っていくと同警視は述べた。

大学入試合格者は郡/郡区教育委員会と高等学校で6月10日夜12時以降に発表される。

「これまで受験してきた年とはちがう。正直に言えば、まだ希望がある。それで少しばかり緊張している。試験に関する情報に耳をそば立てるときもあった。今年はまったく試験ができなかったということもわかっている。たぶん落ちたと思う。そう思ったらまったくドキドキしない。合格者は明日発表されることは知っている。合格者が発表される日にけんかや他のもめごとはあるはずがないよ。何も起こらない。去年だって何もなかった」と、ターケータ郡区第2中学校の試験会場で大学入試を受けたマウン・ミンナンヌウェが述べた。

郡/郡区の教育委員会でも郡長/郡区長含む警察官6人を安全のために配置しておくことにしており、一般市民含む生徒の親や先生も、不要な事件を起こすことのないように協力してくれるよう同警視が勧告した。

「落ちた者はむしゃくしゃして、受かった者は舞い上がって、互いに争いが起こらないように親も学校の先生も食い止めるよう行動してほしいいと言いたい」とも述べた。

大学入試の合格者はインターネットからも発表する予定だ。また、交通機関などの道路事情が悪い地方の合格者は、ミャンマー国営ラジオやテレビでも発表するということだ。

2015-2016教育年度において、大学入試受験者数は67万人を超える。

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( 翻訳者:萩原和宏 )
( 記事ID:2640 )