アメリカ政府発行の人身売買報告書においてミャンマーを最低ランクに認定
2016年07月01日付 The Voice 紙

ヤンゴン 6月30日

 アメリカ政府発行の人身売買報告書においてミャンマーは最低ランクである段階3と認定されたことが人身売買対策警察部隊からの情報で分かった。

 この報告書に関して6月30日午後にアメリカ政府の代表がネピドーにある人身売買対策警察を訪問し報告を行った。

 ミャンマーは2012年から4年連続で段階2監視対象国として認定されてきたが、人身売買対策を行う中で、効果のある取り組みを示すことができなかったため、2016年にはレベル3と、自動的に下がったランクの認定を受けざるを得なかったことが報告書からわかった。

 「どのようなランクに認定されても、一連の人身売買対策を国民に対する責任の一つとして引き続き、遂行していく。そのように遂行する時も、民間団体が前向きの姿勢で行う提案を受け入れていく。」と人身売買対策警察部隊のテッナイン警視長が述べた。

 ミャンマーはアメリカ政府が発行した人身売買報告書において段階3と認定されたが、隣国であるタイは段階3から段階2にレベルを上げた。

 ミャンマーは昨年、人身売買については前年よりも良好な状況で対策を遂行できたのだが、レベルを上げるほど十分には基準を満たしていなかったこと、基本政策という面でもレベルが下がったことがその報告書に記されていたとテッナイン警視長が説明した。

 そのようにミャンマーが最低ランク段階3と認定されたことにより、アメリカ政府が経済制裁措置を行う可能性があること、その制裁措置が取られるかどうかはアメリカ政府の意向次第であることをテッナイン警視長は述べた。

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( 翻訳者:松山由希 )
( 記事ID:2710 )