中国共産党創立95周年記念への祝電
2016年06月30日付 VietnamPlus 紙


 ベトナム共産党中央執行委員会は、中国共産党中央執行委員会へ祝電を送付した。
 この祝電は、中国共産党創立95周年記念(1921年7月1日~2016年7月1日)にあたり送られたものである。


<参考>上の非常に短い記事と比較のため、VietnamPlusの2011年6月30日付けの記事「中国共産党創立記念日にあたり祝電」(http://www.vietnamplus.vn/dien-mung-nhan-ngay-thanh-lap-dcs-trung-quoc/98097.vnp)の翻訳を以下に掲載する。

 中国共産党創立90周年記念(1921年7月1日~2011年7月1日)にあたり、ベトナム共産党中央執行委員会は、中国共産党中央執行委員会へ祝電を送付した。
 祝電には、以下の通り記載された。
「90年前、中国共産党の指導の下、中国人民は、終わりなき困難・苦痛を乗り越え、民族解放のための革命事業において、歴史的意義を持つ大いなる勝利を勝ち取り、何よりも改革開放政策と国土の近代化を進めるうえで、社会主義建設を果たした。
 ベトナム共産党およびベトナム人民は、30年以上に及ぶ改革開放政策において、中国が勝ち得た成果に誠心から祝意を表し、中国共産党の輝かしい指導の下、兄弟たる中国人民は、必ずや、より大きな成果を得ることができ、第12次五か年計画で掲げられた目標と任務を成功裡に実現し、小康社会および社会主義和詣社会を全面的に建設するものと確信する。
 中国共産党および兄弟たる中国人民が、改革開放事業において、引き続きより一層大きな成果を獲得し、中国の特色ある社会主義を建設し、中国の党と国家が掲げた小康社会と社会主義の調和のとれた社会を建設することを祈念する。」
 この機会に、グエン・フー・チョン党書記長兼国会議長は、胡錦濤総書記兼国家主席にお祝いの花輪を贈った。

<訳者コメント>
 石油掘削リグ設置や軍事基地建設をはじめ最近の中国の動きに対し、ベトナムは反発を強めており、2011年と2016年の祝電の内容や長さの相違は、これを反映し、現在の越中関係の不安定な状態を表しているものと考えられる。一方で、直近の6月に越中二国間協力指導委員会の第9回会合が開催されていることからもわかる通り、両国の交流窓口が閉ざされているわけではない。したがって、2016年の祝電は必ずしも越中関係の冷却した現状を表したものではなく、内容をトーンダウンさせることで、特に関係が緊密化している米や日本に対する配慮を示したという見方もできる。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:2714 )