フィリピン、ベトナムからさらに29万3000トンの米の買い付けへ
2016年10月10日付 VietnamPlus 紙
タントゥック高級食品加工会社(ホーチミン市ビンチャイン県)での輸出米加工
タントゥック高級食品加工会社(ホーチミン市ビンチャイン県)での輸出米加工

 ベトナム食糧協会(VFA)の情報によると、フィリピンの各企業は2017年の米の端境期の食糧の需要に備えるため、ベトナムから29万3100トンの米を輸入する許可をフィリピンの食料機関から得たという。
 それと並行して、フィリピンの各企業は、ほぼ同量の米をタイから、5万トンを中国・インド・パキスタンから、1万5000トンをオーストラリアから、4000トンをエルサルバドルから、そしてそのほかの国からも5万トンを輸入する。
 フィリピンの各企業が輸入許可を受けた米の総量は80万5200トンである。
 フィリピンの各企業が商品[米]を引き渡す期限は、2017年2月28日までである。
 VFA会長のフイン・テー・ナン氏は、フィリピンからのこの需要量は多くはないが、これは国内の各企業が、現在非常に活気のなくなっている米の消費を打開するチャンスであると述べている。
 しかし、この情報は、フィリピン側から発表されたばかりで、具体的な指標はまだ提示されていないため、ベトナムの各企業はまだアプローチできない。
 それ以前の2016年8月末にも、ベトナムはフィリピンに供給する、25%のくず米を含む15万トンの米を、かなり良い価格である、1トン当たり424.85USドルで落札した。
 この落札は、国内の米市場に作用しなかった。なぜなら、落札した米の量が、現在の供給用備蓄量に比べて少な過ぎたためである。
専門家の予測によると、米輸出は年末の3か月間も引き続き困難に直面するという。米の供給量が、依然として米市場の需要の予想量を上回るためである。

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( 翻訳者:橋本実穂 )
( 記事ID:2869 )