ベトナムの裾野産業へのタイの投資を促す 
2016年10月06日付 VietnamPlus 紙
トラックの組み立て
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 在タイ・ベトナム大使館の商務部は10月6日、タイ投資委員会(BOI)およびタイ工業連盟(FTI)との共催で「ベトナムの裾野産業への投資チャンス」と題するセミナーを開催した。
セミナーは、ベトナムの裾野産業にタイの投資家を呼び込むことを狙いとしている。
 この投資促進のためのイベントには、ベトナムの計画投資省や商工省工業政策研究所、タイ投資委員会、タイ工業連盟など両国の各機関・組織から豊富な経験を持つ専門家らが講師として参加した。
 また、セミナーは両国の外交関係樹立40年(1976~2016年)を記念する諸行事の一環でもある。
 講師らは、ベトナムが多くの二国間および多国間の投資・ビジネス協定を締結し、経済統合や改革開放を強力に推進する方向にある中で、タイの潜在的な投資家や外国企業に対し、ベトナムでの経営、投資協力の潜在力に関する価値のある情報を提供した。また、今回のセミナーは、ベトナムの裾野産業への投資誘致に対するベトナムの主張や政策を宣伝する絶好のチャンスでもあった。
 タイ投資委員会(BOI)のチョークディー・ゲーウセーン副長官は、タイには20年以上の裾野産業の発展の歴史があると述べた。
 副長官は、裾野産業は、自動車生産、電子機器生産、機械生産など、タイを主導する工業部門発展の基礎であり、工業製品の競争力を高めるためには必要不可欠な条件だと強調した。
 また、裾野産業の発展は外国からの大幅な投資誘致につながり、さらに、タイの経験によれば、裾野産業発展の重要な要因は、市場、技術を持った人材、税制、そして政府の支援策だと述べた。
 副長官によれば、そうした要素の中で最も重要なのは、技術を持った人材の養成と政府の適切な支援だという。
 チョークディー・ゲーウセーン副長官は、ベトナムの裾野産業への投資チャンスを指摘し、ベトナムは、地理的なメリット、高度で安定した経済成長、かなりオープンな投資誘致政策、開放度の高い経済など大きな潜在力を持った市場の一つだと強調した。
 特に、多くの大規模な自由貿易協定を通じた、地域経済や世界経済へのベトナムの大幅な経済統合は、特にタイを初めとする外国企業にとって、裾野産業を初めとする生産業への投資にとっては極めて有利な条件であり、魅力である。
 ベトナム政府はこれまで、この特に重要な産業の発展のため、多くの優遇政策や具体的な方向性を打ち出すとともに、各レベル、各部門の関係当局や企業に対し、裾野産業の発展に集中して取り組むよう大きな関心を持って指導してきた。
 タイは裾野産業が比較的発展した国であり、特に自動車産業はタイ国内の投資家のみならず、日本、アメリカ、イギリス、フランスなど自動車産業が発展した国々からの投資が大きく寄与した。そうしたタイに投資をしてきた企業は、ベトナムにとって潜在的な投資家であり、いい前例となるであろう。
 ここ数年、タイの企業はベトナムの様々な部門や分野に関心を示し、投資をしてきた。
 ベトナム計画投資省の資料によると、2016年6月までの累計で、タイの投資家によるベトナムへの投資は466件、投資総額は約94億4000万米ドルで、ベトナムに投資をしている116の国と地域の内、第10位となっている。
 タイからの投資の1件当たりの平均投資額は約2026万米ドルで、対越外国投資全体の1件当たりの平均投資額1400万米ドルよりも多い。中でも裾野産業はタイの投資家から特に大きな関心が寄せられている。

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( 翻訳者:坂崎由衣 )
( 記事ID:2936 )