2016年~2020年における特に困難な状況にある村を定める指標
2016年11月08日付 VietnamPlus 紙
少数民族地区の同法のための健康ケアー
少数民族地区の同法のための健康ケアー

 首相は、2016年から2020年における少数民族と山岳部の地域にある社(訳注:行政村)の、特に困難な状況にある村(訳注:社の下位区分)を定める指標に関する首相決定50号(2016年)をこのほど公布した。
 決定では、特に困難な状況にある村は、以下の2つの指標のうちどちらかにあてはまる村を指すとされている。

1.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が65%以上(このうち貧困世帯が35%以上)。
2.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が55%以上(南東部とメコンデルタ地域の各省は30%
  以上)であり、かつ以下の3要素のうち2要素にあてはまる(少数民族世帯数が80%
  以上の村については、3要素のうち1要素にあてはまる)。
①新しい農村指標に従って、村の交通幹線道路もしくは村々をつなぐ道路が舗装されていな
 い。
②幼稚園の教室の60%以上がまだ頑丈な建物ではない。
③文化・スポーツ・観光省の規定通りの村の文化センターとスポーツ施設が無い。

少数民族と山岳部の地域に属する社は、以下の3つの区域に分類される。
・第3区域の社は、経済的、社会的に特に困難を抱えている社。
・第2区域の社は、経済的・社会的に困難を抱えているが、一時的に安定している社。
・第1区域の社は、残りの社。

第3区域の社は以下の3つの指標のうち少なくとも2つにあてはまる。

1.特に困難な状況にある村の数が35%以上(必須指標)。
2.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が65%以上(このうち貧困世帯が35%以上)。
3.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が55%以上(南東部とメコンデルタ地域の各省は30%
  以上)あり、かつ、以下の6要素のうち少なくとも3つにあてはまる(少数民族世帯
  数が60%以上の社については、6要素のうち2要素にあてはまる)。

①人民委員会に到着する交通幹線道路もしくは社と社をつなぐ道路が、新しい農村の基準
 に従った、アスファルトやコンクリートではない。
②幼稚園、小学校もしくは中学校が、教育訓練省が定める国家基準に達していない。
③保健省が定めた社の医療に関する国家基準に達していない。
④文化スポーツ観光省が定めた文化センターやスポーツセンターを有していない。
⑤20%以上の世帯に衛生的な生活水がない。
⑥40%以上の世帯が保健省の定めた衛生的なトイレを有していない。

第2区域の社は、以下の3つの指標のうちのいずれか1つにあてはまる。

1.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が55%以上(南東部とメコンデルタ地域の各省は30% 
  以上)あり、かつ上記の(3)[第3区域の社]で規定した6つの要素のうち3つ未満
  (少数民族世帯数が60%以上の集落については、6要素のうち2要素未満)にあてはま
  る。
2.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が15%以上55%未満((南東部とメコンデルタ地域の
  各省は15%以上30%未満)。
3.2016年から2020年における多元的アプローチによる貧困基準に照らし合わせた貧困
  世帯と準貧困世帯の合計の割合が15%未満、そして、特に困難な状況にある村が少な 
  くとも1村ある。

 第1区域の社の指標は、第2区域の社と第3区域の社ではない、少数民族と山岳部の地域の残りの社である。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:窪田真人、島田実可子、安井理絵 )
( 記事ID:2989 )