ベトナム証券市場設立20年記念
2016年11月28日付 VietnamPlus 紙
第2級独立勲章を受章する国家証券委員会
第2級独立勲章を受章する国家証券委員会

 国家証券員会は11月28日午前ハノイで、「ベトナム証券伝統の日」20年と第2級独立勲章の受章を記念する式典を開催した。
 国家証券委員会は1996年11月28日、証券や証券市場に対する国の組織・管理機能を実行する政府機関として創設された。
 創設から発展の20年を経て、国家証券委員会は、経済にとって重要な中長期の資金確保へのアクセス・ルートとして、国営企業の株式化や再編へのプロセスをサポートし、また、国家予算への資金確保にも貢献している、ベトナムの証券市場の建設、運営、管理における同委員会の地位と役割を確認した。
 当初、証券市場に上場した企業は2社だけで、その時価総額は9860億ドン、GDP(2000年)の0.28%にすぎなかった。それが、現在では1790兆ドンに達し、GDPの43%に相当し、1436倍に拡大した(2016年11月現在)。また、債券発行残高はGDPの24%に達している。
 よって、証券市場の全体的な価値はGDPの約65%に達し、証券市場と金融・信用取引市場の調和的な基盤の下での現代的な財政システムの構築に貢献している。
 国家証券委員会のブー・バン委員長は、証券市場はこの20年間で強固な発展を遂げてきたと強調した。現在、政府や企業は、証券市場を通じて2000兆ドン以上を調達し、生産や経営に投資している。
 債券市場だけでも、成長率は年平均31%で、東アジアおよびASEAN+3地域における新興国の中でもトップの成長レベルと評価されている。2010-2015年期は、債券市場から795兆8300億ドンが国家予算として調達され、これは2005-2010年期と比べ18倍になる。
 ブー・バン委員長は、「2016年までに、各企業が証券市場で株式を発行して調達した資金は380兆ドンに達した。証券市場に上場した企業の多くが資本面で飛躍的に成長し、18~20倍に資本を増やした企業もあった。さらに、資本規模の大きな企業は上場以降、年に約60%の成長を記録し、巨大な企業や企業グループに成長している」と述べた。

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( 翻訳者:菊地紗希、西晶子 )
( 記事ID:3114 )