マンダレー県にいる一部の児童労働者の労働時間は1日17時間 (2016年12月23日 11)
2016年12月23日付 The Voice 紙

マンダレー 12月22日

 マンダレー県にいる児童労働者の中には、労働時間が17時間にのぼる者が一部いると、マンダレーを中心に活動する社会組織である「第2タップルート」のプロジェクト責任者のウー・アウントゥヤが述べた。
 「労働をしている子供たちは、大人1人のために定められた労働時間より多く仕事をしているということがわかった。ゆえに教育を受けられる状況ではなく、両親も現在のように働いていることを知りながら、雇い主に掛け合うこと、要求することもできない。」と同氏は述べた。
 2014年の国勢調査をもとに作成された児童労働者に関わる調書について上記のことをウー・アウントゥヤは述べた。
 児童労働者の中で、年齢が15、6歳の子供がそうした長時間労働をしており、それ以下の年齢の子供も一部規定時間より多く働いていることが上記の調書で明らかとなっている。
 物乞いをして暮らす子供も含め、飲食店の仕事やさまざまな職種の仕事をする児童労働者240人に聞き取りをしていたその調書の中では、休日がない、臨時休暇が許されない、福利はないといった困難にも直面していると記されている。
 チャンミャターズィー郡区新町第一地区にある飲食店の店長は、児童労働者に長時間労働をさせることはありえないが、ほんの時たまやってもらうことはあると述べた。
 またその店長は「私達の店では休む時間、働く時間をきっちり分けて働かせている。サッカーの試合がある日は深夜になってしまうということもある。2つのシフトが順番に交替して仕事をしている。」と述べた。
 ミャンマーにおいて現在効力を持つ1951年の児童法では、18歳以下の児童労働者に1日4時間以上の労働をさせてはならない、週に1日休みを与えなければならない、危険を伴う仕事場で働かせてはならないと規定されている。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:萩原 和宏 )
( 記事ID:3137 )