日本、ASEANとの文化交流促進を望む
2016年12月20日付 VietnamPlus 紙
日本の外務省とASEAN各国大使との会合の光景
日本の外務省とASEAN各国大使との会合の光景

 12月20日、日・ASEAN首脳会議(2013年12月−2016年12月)3周年を記念して、日本外務省はASEAN各国の大使との会合を開催した。会合には、グエン・クオック・クオン駐日ベトナム大使も参加した。
 会合において、日本の薗浦健太郎外務副大臣は、世界経済、世界政治におけるASEANの重要性を強調すると同時に、日本がASEAN各国への全面的な支援を続け、地域の平和と繁栄のため、ASEANとともに民主主義と法の遵守という共通の価値観を共有するとした。
 会合の機会に、薗浦外務副大臣は民間交流、文化交流を促進し、安倍晋三首相が日・ASEAN首脳会議で打ち出した文化のWAプロジェクトを通して、日・ASEAN関係をより深いものとしたいと表明した。このプロジェクトは、「日本語パートナーの任命、派遣」と「相互の文化芸術交流」という2つの柱を軸として、国際交流基金アジアセンターにより実施される。
 「日本語パートナーの任命、派遣」は、日本人を各人材養成施設やASEAN各国の中学校、高校に派遣し、日本語を教え、文化交流を行い、現地の人と生活するというプログラムである。現在ASEANでは、約100万人の生徒、学生が日本語を学習している。「日本語パートナーの任命、派遣」プログラムは、これらの生徒、学生が日本人と話し、日本文化に触れる機会を設ける手助けとなった。
 このプログラムで派遣されている日本人は現在約500人以上おり、2020年には3000人まで増やす予定である。またその間、「相互の文化芸術交流」プログラムも、音楽、絵画、伝統芸術や映画、スポーツに至るまで多様な分野で実施されている。
 会合は、ASEAN各国の大使が、日本外務省とともにこれまでの日・ASEANの友好関係を評価し、今後のより深い協力を促進する機会にもなった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:石前亜希 )
( 記事ID:3193 )