失業者問題のせいで強盗事件が増加している、と管区域治安国境大臣(2017年3月31日 11)
2017年03月31日付 The Voice 紙

マンダレー 3月30日

 マンダレー管区域内で強盗事件が増加しているのは、失業者問題が主な原因であるとマンダレー管区域治安国境大臣のミョーミンアウン大佐が述べた。
 第2期マンダレー管区域議会の第5回通常会議2日目を3月30日に開催した際、マンダレー管区域内で一般国民が安心して安全に、時間と場所に関係なく往来できるようにするため、より良い治安維持制度や計画を実施する予定があるかという質問に関して、同氏が上記のとおりに話したのである。
 その質問はチャンミェターズィー郡区の選挙区から選出された管区域議会議員ウー・ミンアウンモーが発したものであった。
 犯罪行為が増加しているのは、犯罪事件に関する知識不足と雇用口の不足が原因だということ、経済が低調なために飲酒がさらに増加し、物事の正誤の分別を失って犯罪事件を起こしていることなどを、マンダレー管区域治安国境大臣ミョーミンアウン大佐が述べた。
 「それらを解決するため、啓蒙活動や防犯措置に日々取り組んでいる。安全のため巡回や見張りを毎日行なっている」と同氏が話した。
 マンダレー管区域治安国境大臣ミョーミンアウン大佐の答えは国民が既に分かっていることばかりだ、とチャンミェターズィー郡区選挙区選出の管区域議会議員ウー・ミンアウンモーが指摘した。
 「国民が知っている情報しか話していない。我々議員も時間を気にして、質問をもう1つしかしなかった。行なっているプログラムも進歩していない。啓蒙活動を行うのも人々が集まっている所でだけだ。実際に事件が起きている場所、啓蒙の必要のある場所には訪れていない。さらには継続して行なっている計画なども見当たらない。砕けた言い方をするならば、『ポーショー(for show)』[見掛け倒しの意――訳者注]にすぎない」と同氏が批判した。
 マンダレー市内で2015年に強盗事件が71件発生し、36件しか検挙できなかったこと、2016年には87件中52件を検挙できたこと、2017年には3月21日までに強盗事件が20件あり、10件については犯人を逮捕したことが、マンダレー県警察の事件簿から分かった。
 3月26日にも、チャンミェターズィー郡区内でバイクによるひったくり事件が発生し、犯人らの行く手を遮った1人の若者が刃物で刺され、首に傷を負ったことが同郡区警察の話により分かった。

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( 翻訳者:金子愛 )
( 記事ID:3289 )