チャウンゾゥン橋 5月初めの開通を準備  (2017年4月20日 2)
2017年04月20日付 The Voice 紙

モーラミャイン 4月19日

 政府と地元の人々との間で橋の命名をめぐって論争が起きている、モーラミャイン市とチャウンゾゥン市(バルー島)を繋いで建設されている橋を、5月の初めに開通できるよう準備している旨、モン州の首席大臣エーザン博士が述べた。
 上述の橋の耐荷力を4月25日から27日までに調べ、試験調査を経て開通すること、以前は4月9日に開通すると発表していたが、橋の耐荷力の検査がまだできていないため、現在も開通することができていない旨を同氏が説明した。
 タンルイン橋(チャウンゾゥン)の名称にアウンサン将軍橋という名称を付けるべく、国民代表院が3月14日に承認したので、何千という数のモン人地元住民がデモをし、反対の文書を送ったあと、要望書に署名を集めることを引き続き行っている旨、タンルイン橋(チャウンゾゥン)大衆運動委員会が明らかにした。
 アウンサン将軍橋という名前ではなく、タンルイン橋(チャウンゾゥン)という名前のみをその名称とすることができるよう、署名を4月13日から[始め]25日を最終日として集めること、署名をモン州の10郡のみならずカレン州、タニンダリー管区域、バゴー管区域、ヤンゴン管区域にいるモン族の人々からも集めるもので、得た署名を国家大統領、連邦民族問題大臣に送付する旨をその委員会が明らかにした。 
 「重要なのは少数派の権利や意思を尊重することを目指し行動することだ。関係当局に法的手続きに則って送付する」と、タンルイン橋(チャウンゾゥン)大衆運動委員会の委員長ミンアウンムン氏が述べた。 
 この橋の名称に関して、モン州の首席大臣が「言葉に関して論争したくない」と述べた。
 「アウンサン将軍の栄誉を称えるのだ。我々が反論すべきことは何もない。全て連邦からの資金をあてがっている。アウンサン将軍という名を付けたこと関して、はっきり言うなら誇りに思うべきだ。なぜこれを問題視しているのか。アウンサン将軍のこと、彼の歴史、彼が人生において何を成したのかということを、この50年もの間子供や若者は知らなかい。それなのに安易に追従して頭に血を上らせていることに納得することはできない。」と3月15日、州議会の会議終了後、首席大臣エーザン博士は述べた。
 上記の橋の建設は2015年に始まり、5204フィート[約1500メートル]の長さでモーラミャイン市とチャウンゾゥン市を繋ぐ橋である。
 

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( 翻訳者:土居涼香 )
( 記事ID:3321 )