ホーチミン市高級代表団、訪日
2017年04月07日付 VietnamPlus 紙
越川和彦JICA副理事長に贈り物を手渡すディン・ラー・タン氏(右)
越川和彦JICA副理事長に贈り物を手渡すディン・ラー・タン氏(右)

 ベトナム通信社東京支局の特派員によると、訪日中のディン・ラー・タン党中央政治局員・ホーチミン市党委員会書記を団長とするホーチミン市高級代表団は4月7日、日本の外務大臣及び国土交通大臣と会談した。
 石井啓一国土交通大臣との会談で、ディン・ラー・タン・ホーチミン市党委書記は、ホーチミン市は水環境改善プロジェクトに対する日本政府の支援を重視し、高く評価していると確認した。
 タン党委書記は、「気候変動や地形の影響もあり、ホーチミン市ではなお大雨や高潮のたびごとに多くの場所で洪水が発生している。よって、雨水の排水システムの整備といった洪水対策の実現に向け、ホーチミン市は日本側の関心と支援を強く希望している。」と述べた。
 現在、ホーチミン市では日本企業による1000件以上のプロジェクトが展開しており、その総投資額は3550億ドル以上にも上る。
 石井国交相は、給排水分野におけるプロジェクトを初め、インフラの改善・向上プロジェクトにおいて、ホーチミン市と引き続き協力していきたいと述べた。
 同日、タン党委書記は、岸田文雄外務大臣と会談した。
 会談で岸田外相は、ホーチミン市はベトナムの一大経済センターとして国の経済構造において重要な役割を果たしていると評価した。
 岸田外相は、ホーチミン市が引き続き日本企業にとって魅力的な投資先の一つであるよう確信していると述べた。
 タン党委書記は、ベトナムと日本の二国間関係は過去最良の段階にあるとし、ホーチミン市は日本との協力関係を非常に重視していると述べた。

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( 翻訳者:岩切南 )
( 記事ID:3331 )