越韓の貿易額は、二国間FTAにより27%増加
2017年04月11日付 VietnamPlus 紙
第27回ベトナム国際貿易見本市を紹介する記者発表(写真:ドゥック・ズイー/Vietnam+)
第27回ベトナム国際貿易見本市を紹介する記者発表(写真:ドゥック・ズイー/Vietnam+)

 4月11日ハノイで開かれた、(商工省)貿易促進局による第27回ベトナム国際貿易見本市(ベトナムエキスポ2017)についての記者発表で、組織委員会の代表者は「2016年、ベトナムから韓国への輸出額は27%増えた。ベトナム韓国間のFTAによる重要な推進力のおかげである」と情報を伝えた。
 更に明確にいうと、貿易促進局局長のブイ・フイ・ソン氏によると1992年からこれまで、越韓両国間の貿易額は90倍近くにまで増えている。
 もっと言えば、越韓二国間の[自由]貿易協定、FTAが2015年12月から発効したことは、効果的な努力の取り組みといえる。両国間の貿易・投資関係に関する過程をも受け継いでいる。
「ベトナムから韓国への輸出品項目は主に繊維製品、農産物、加工食品等である。よって、韓国への輸出額が27%増加したことは、多大な努力の結果である」とブイ・フイ・ソン氏は語る。
 現在韓国は、ベトナムにとって大きな貿易相手国3か国の中の1か国であるとともに、ベトナムでの大きな投資家でもある。2016年末までで、投資総額は登記ベースで500億UNDに上る。
 Kotra Hanoi [大韓貿易投資振興公社ハノイ貿易館]の館長であるパク・チュル・ホ氏は、これまでのこのきわめて大きな投資規模は、ベトナム市場に対する韓国企業の強い関心の表れである、と伝えている。
 この専門家はまた、越韓間の自由貿易協定によるチャンスを迎えるためにアジアのいくつかの市場からベトナムへと投資先をシフトする最近の傾向を強調した。
 「越韓間のFTAは、この2国間の経済関係促進の原動力を更に高めることになるだろう、とパク・チュル・ホ氏は語る。
 第27回ベトナム国際貿易見本市は、テーマが「ベトナムエキスポ-地域と世界の経済のつながりを強化する」で、4月19日から4月22日までチャン・フン・ダオ通り91番のハノイ国際展示センターにて開催される。
 組織委員会は、「見本市には、ベトナムの16の省と都市や、中国、アルジェリア、インド、キューバ、カンボジア、台湾、韓国、日本、モンゴル、タイ、トルコ、朝鮮、イランなど23の国と地域から500社あまりが参加し、およそ600のブースが設置される」と伝えた。
 正式に出展される商品の分野は、機械・設備、建設・建設資材、電気・電子製品・情報技術、原材料、飲料・食品、家庭用品、ヘルスケア用品、サービスなど。
 韓国側は、見本市に参加するどの企業も、デザインやブランドデザインの相談、商品包装の分野で信頼の高い企業である。例えば、CS Korea社、Samduck 社、DAINS社などである。
 「ブースで、ベトナムと韓国のトップレベルのデザインの専門家が商品のデザインと開発に関し、ベトナムの各企業から無料で相談を受ける。それにより、商品の価値の向上のためのアイディアの共有や提供、デザインの改善、刷新が行われ、ビジネスの拡大と発展に貢献するだろう」とパク・チュル・ホ氏は更に説明した。

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( 翻訳者:福原百那、山田奈保 )
( 記事ID:3340 )