ヤンゴンバスサービス(YBS)を成功させたくないという政治的妨害があると管区域政府が議会で述べる (2017年4月28日 2)
2017年04月28日付 The Voice 紙

ヤンゴン、4月27日

 ヤンゴン・バス・サービス(YBS)への移行を成功させたくないという政治的妨害があるとヤンゴン管区政府の電力・工業・交通大臣ドー・ニーラーチョーが述べた。
 4月27日に開かれたヤンゴン管区議会のYBS事業に関する議員の話し合いで、説明に来ていた大臣が上のように述べた。
 4月24日の議会でYBSの公営路線について、これまでで最多の26人の議員が取り上げて議論し、27日にドー・ニーラーチョーが議会に説明に訪れたのである。
 4月24日に開かれた議会の話し合いで、国民がYBSに失望しており、YBSへの移行は失敗したと議員たちが批判した。
 YBS公営路線への移行では、政府は通常の困難に加えて、YBSを成功させたくないという妨害によって生み出された問題にも直面しており、解決する必要があるとドー・ニーラーチョーが述べた。
 政治的妨害に加え、以前の自動車事業管理委員会(マタタ)から無責任に仕事を引き受けていた運転手や車掌らも、YBSを成功させたくないと考えていると同氏が述べた。
 さらに、YBSが失敗しているとの批判に対して大臣は抗弁し、YBSが失敗しているという言葉を受け入れられないこと、「国民のため息YBS」といった本来の目的に反する予言めいた言葉を政府は受け入れられないことなどを議会で述べた。
 「なぜなら私たちは1年間の計画のうちまだ3か月分しか取り組んでいない。そのように取り組んでいる最中に、このような早々に決めつけるような言葉を使われたくない。私たちは、他の合法なことについてのみ、議会にきて議員たちと話し合うことができる」とドー・ニーラーチョーが続けて述べた。
 去る4月24日に開かれたヤンゴン管区議会で、議員のウー・チョーゼーヤがYBSの標語がもはや「国民のためのYBS」ではなく「国民のため息YBS」であると批判した。
 また、ドー・ニーラーチョーはYBSに関して、継続して行っていくタクシー台数の増加計画、法案の作成、違反車両の取り締まり状況、新車の追加導入の状況などを管区議会で説明した。
 上記の議員たちの議論や政府の弁明のきっかけをつくった、ヤンゴン管区公共交通機関改革動議の提出者であるインセイン区選出の管区議会議員ウー・ウェーピョーハンは、政府を攻撃するためではなく、問題を指摘するためだけに動議を提出したと述べた。
 「動議や質問を提出しているのは政府を攻撃するためではない。政府の活動が逸れたり傾いたりしたら正せるように、抑制均衡の原理に基づいて行っている」とウー・ウェーピョーハンが述べた。
 ヤンゴン管区では1月から、マタタの路線を廃止し、YBSの公営路線に移行した。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:鈴木将吾 )
( 記事ID:3372 )