財務省、ベトナムの公的債務が今年頂点に達すると予想
2017年05月31日付 VietnamPlus 紙
訳注:日本のODAにより建設されたニャッタン橋
訳注:日本のODAにより建設されたニャッタン橋

 2017年から2018年の間に、ベトナムの公的債務はGDPの65%に達し最大化すると予想されている。
 これは、財務省の債務管理対外財政局計画リスク管理室室長のグエン・チョン・ギア氏が5月31日午後に開かれた財務省の記者会見にて公表した数字である。
 彼によると、2016年末時点での公的債務はGDPの63.7%の水準であり、その中で政府が抱える債務は52.6%であった。しかし、これは2016-2020年の段階で最大ではないという。
 財務省代表曰く、公的債務の頂点は2017-2018年に訪れ、その後は次第に減少する。具体的には、経済成長率が6.7%-7%と仮定すると2017年の公的債務はGDP比率で64.8%にまで上る。2018年に入っても公的債務は最大でGDPの64.7%と高いままである。その後、2020年まで公的債務はGDPの63.7%までに落ち着くことになる。
 しかし財務省の代表は、この予測は仮定に基づいた結果であり、実際にはその年ごとの経済状況によって変わり得ることを強調した。
 債務が天井を越えることへの懸念に対してギア氏は、公的債務がGDPの65%を超えないよう予算と債務を再編成する様々な対策を財務省と政府がとると主張した。

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( 翻訳者:林弘晃 )
( 記事ID:3567 )