FPT、日本市場で数千万ドルのプロジェクト獲得
2017年06月05日付 VietnamPlus 紙
FPTジャパンの契約の詳細は明らかにされていない
FPTジャパンの契約の詳細は明らかにされていない

 6月5日午後づけのFPTの情報によると、FPTジャパンは3年間にわたる数千万ドルの価値にものぼるプロジェクトを獲得した。FPTのこの顧客は株式を上場しており、中小企業に対するEPR(拡大製造者責任制度)解決法の供給を専門とする企業である。
 FPTの代表によると、これはベトナムと東南アジアを拠点に技術的な財務サービスを積極的に展開している企業である。
 このプロジェクトに参加することで、FPTはEPRシステムを構築し、それを日本の多くの中小企業に対して展開する予定だ。この計画の第一段階は2017年6月から9月までで、資料の翻訳、要求の探求、システムの調査や、見識の構築、システム評価、総合発展計画の提示などが含まれている。
 10月からがプロジェクトの正規の段階である。2018年9月までの見通しでは、FPTは総合処理の部分と財務会計システムの最重要部分を完成させる。その後FPTは人事賃金管理、財産管理、販売管理、Go-liveのシステムの顧客支援を含む部分を完成する予定である(2019年9月完成見込み)。
 現在FPTジャパンは、6月から9月までのプロジェクトの準備のための人材を必要としている。プロジェクトの初期段階で求められている人材は具体的には、BA(業務分析専門員)、プロジェクト管理者(プロジェクトマネジャー)、チーフ、 BrSE(ブリッジSE)である。専門能力の他、応募者は日本語能力検定2級に相当する能力が必要である。
 もう一つの出来事として、6月5日FPTはハノイ国家大学付属自然科学大学と高度技術人材育成協力文書に調印した。それによるとFPTは、博士課程の1人分7億ドン相当の奨学金を大学に寄贈し、FPTの技術専門家たちも、大学で直接育成や講義に携わり、教員、研究者、学生が技術研究の成果を出すためのサポートを行う研究設備を提供する。
 FPTの代表は、工学系大学との大学院や質の高い院生の育成についての協力、幹部と学生の交流、第四次産業革命に備えるために適切な知識と技能を備えた技術者グループ設置のための研究協力や新しい技術の展開を望んでいると述べた。

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( 翻訳者:山田奈保 )
( 記事ID:3577 )