ヨンハップ通信は、韓国はベトナムとの関係を重視し、関係をさらに推進していきたいとする韓国外務省の６月13日の声明を伝えた。
　韓国外務省のチョ・ジュンヒョク報道官は記者会見で、声明を引用し、「我々はベトナムとの関係を非常に重視している。両国が1992年に外交関係を樹立して以来、過去をわきに置き、未来を志向するという共通の信念のもと、我々は関係推進に取り組み続けてきた。この親善関係を推進させるため、我々は引き続き取り組んでいく」と明言した。
　さらに、チョ報道官は、去る６月６日のムン・ジェイン韓国大統領の発言は、国の命令によって自身を犠牲にした人々に対し、「適切な」支援をする必要があることを確認したものである、と付け加えた。
　この問題に関し、ベトナム外務省幹部は６月９日、在ベトナム韓国大使館の幹部に対し、厳正な申し入れを行った。
　韓国のムン・ジェイン大統領が６月６日、ベトナム戦争を含む国外での戦争に参戦した韓国の「功労者」を顕彰する発表をしたことに対するベトナムのコメントを求める記者の質問に対し、ベトナム外務省のレー・ティ・トゥー・ハン報道官は次のように答えた。
　「この問題に関して、ベトナム外務省幹部は６月９日、在ベトナム韓国大使館の幹部に対し、厳正な申し入れを行った。
　ベトナムは、韓国を含むすべての国との友好関係の発展を望んでおり、両国の指導者は、過去をわきに置き、未来を志向するという共通の認識を得ている。
　我々は韓国政府に対し、ベトナム人民の感情を害する言動がないよう、また、両国の友好協力関係に消極的な影響を与えることのないよう要請した」

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（ 翻訳者:渡辺智暁 ）
（ 記事ID:3611 )