外国人登録証で暮らしている人たちが国民登録証を得るには時間がかかる、と管区域入国管理局長 (2017年6月21日 10)
2017年06月21日付 The Voice 紙

マンダレー 6月20日

 外国人登録証(FRC)を所持している人たちが国民審査カード(国民登録証)を得るには時間がかかるだろうということをマンダレー管区入国管理および国民登録局の管区局長ウー•ティンチェーが述べた。
国民登録証を申請し、時間がかかっている異教徒(訳者注:仏教徒以外)らの個人情報必要事項一式を6月26日までに送付するよう指示があった、と国民登録証入手のために活動している人たちが発言したことに関し、同氏がこの通りに話した。
「FRCを所持している人たちに国民登録証を発行するには時間がかかる。郡/区の段階で調査委員会が審査する。意見や特記事項を記載し、管区に提出する。管区レベルに書類が到着しても管区レベルで部局が審査し、意見や特記事項を出して国家レベルに提出する。そこでも入国管理局、内務省、外務省が順にしっかりと審査して初めて国民になる権利があるかないかを知るため時間がかかる」とウー•ティンチェーが説明した。
時間がかかっている国民登録証の申請者らのために7月2日までに行うよう指示をしてあるだけであること、同日にマンダレー管区内の郡/区レベルで入国管理局の業務状況を明らかにするよう指示してあることがマンダレー管区入国管理局の話から分かった。
「以前は国民登録証を発行する場合、(訳者注:下位の役所から)順に書類を上げていかなければならなかった。書類記載の項目が正しいかどうか審査しなければならなかった。そのため時間がかかっている人たちのために素早く対処してあげるよう指示したのだ。入国管理局として(訳者注:仕事の効率化など)進歩させたいため現在のように行なったのだ。そのように(訳者注:効率的に仕事を)行うというのは民族(中国、インド、パキスタン、バングラデシュ)全てだ。時間がかかっている人たち全員に対してである。法律に沿っていて書類が揃っているのであれば素早く対処するよう指示してある」とウー•ティンチェーが重ねて述べた。
 現在、ミャンマーの土着民族が国民登録証発行を必要とする場合、個人情報必要事項を揃えて提出することができれば28日以内に国民登録証を得られるよう行なっていること、外国人(訳者注:ミャンマーの土着民族以外、という意味)は法律に基づき国民になる権利があるかないか、詳細を審査しなければならないため郡/区レベルで45日、県で45日、管区レベルで45日というように時間をかけて審査しなければならないことをチャウセー郡入国管理および国民登録局郡担当課長ウー•テーウィンが話した。
 ミャンマーの土着民族が1ヶ月以内に国民登録証を入手できるよう行なっているという発言があったものの、郡/区レベルですら依然として時間がかかっていることをピィジーダグン区内に住む女性が話した。
 「郡/区の段階で、あれが必要だと言ったりこれが必要だと言ったりして今も時間がかかっているのです。はっきり言うとお金を払えれば早く得られます。だから国民登録証を申請する人たちは入国管理局に直接足を運びたがらないのです。私たちの所から申請するのが多いです」とマンダレー管区で国民登録証申請の補助活動を行なっているある人が述べた。
 マンダレー管区内の外国人登録証所持者らの中で国民になる権利がある人たちに国民登録証を発行したところ、現在、外国人登録証を所持する人たちがまだ1,515名残っていることがマンダレー管区入国管理および国民登録局の話から分かった。

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( 翻訳者:金子愛 )
( 記事ID:3617 )