中学生らに物語の書き方を教える予定 (2017年9月25日 12)
2017年09月25日付 The Voice 紙

ヤンゴン 9月24日

 全国の7郡区にある中学校、高校[訳者注:中学校を併設]の中学生に、土日の学校が休みの日に、児童の権利と物語の書き方を教える予定であると、サードストーリー(Third Story)のディレクターであるドー・イプィンシーザンが述べた。
 全国的に児童の権利が十分に保障され、人身売買の減少と、児童の読書の割合が増加することを目指して、講習会を実施すると同氏は話した。
 講習会はダウェー、タンドゥエー、ラーショー、ヤンゴン、ピャーポン、タウンジー、ロイコーの学校で教えられるもので、サードストーリーとカンボーザ銀行が協力して実施することが同団体への聞き取りで分かった。
 講習会は、10月の学校が休みの日に、ピャーポン市から始められる。講習会の初日に、児童の権利に関する事柄をゲーム、物語り、物語本で教える。2日目に、物語の書き方を教える。
 1クラスにつき、児童30人が参加でき、主に5~7年生に対し教えられるものである。
 「講習会では、例えば、何かことが起きたら、どのように助けを求めればよいかということなどを教える。子どもたちは助けを求めることを忘れてしまっている。彼ら自身で解決できると思っている。」とドー・イプィンシーザンは言う。
 この講習会を実施し、本を出版するために、カンボーザ銀行は、3900万チャットを支援する他、講習会が実施される間、子どもたちの食事、先生の交通費、滞在手当を主に支援することが、サードストーリーへの取材で分かった。
 サードストーリーとして、今年計12の講習会を実施する計画で、5つの講習会を、ヤンゴン市タウンダゴン72地区の図書館、マンダレーのパウンドーウー僧院学校、パコックの情報通信図書館で行った。さらに、カレー市のファラム・バプティストスクール(Falam Baptist School)、ミッチーナニャウンフナピン図書館でも終了し、5つの講習会で、子どもたち自身が書いた200以上の物語の中から選抜したものを、4冊の物語本として出版した。
 出版した1200冊余りの本は、ミャンマー国内の70の郡区の文学に接することのなかった貧しい小学生に寄付された。

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( 翻訳者:的場彩織 )
( 記事ID:3747 )