カレン州で法的サービスを必要とする人々に無料で協力 (2017年9月28日 5)
2017年09月28日付 The Voice 紙

パアン 9月27日

 カレン州で、刑事事件で起訴された貧しい人々に対して、公平性を確保し、法律の保護を与えるために、無償で法的サービスを提供していくと、パアン「法の下の平等」センターが明かした。
 18歳以下の青少年、同性愛者、民族的・宗教的マイノリティの人々のために法的サービスを提供し、ミャンマーにおける法の下の平等の分野をさらに進展させることを目指し、9月27日にパアン市内で、法の下の平等センターの開所式を行い、開設した。
 「刑事事件で無実の罪を着せられ、逮捕、投獄されてから、法的起訴の段階、審理中の段階、処罰の段階で、法に直面する人々のために、無償で法的サービスを提供するのである。地域住民のために、法律の知識の普及を行っていく」とパアン法の下の平等センターの上級弁護士であるウー・サンチーは言う。
 これまでに法の下の平等センターをタウンジーとマンダレーに開設し、パアンに3カ所目の法の下の平等センターを開設することができたこと、ダウングーにも開設する予定であることが、同氏への取材で明らかになった。
 「法の下の平等センターやインターナショナル・ブリッジズ・トゥ・ジャスティス (IBJ)などの組織が誕生し、非常に嬉しい。法律が目指していることは、弱肉強食のシステムをなくすことである。判決を下す際にも、自然的正義の原則を利用する。そのルールはというと、偏見から離れなければならず、自分が利害をもつ事件を担当してはならないのであり、また、一方からだけ聴き取りをするのではなく、両者から聴き取りをして、事実を比べ、判決を下すというものである」とカレン州法務官のウー・チッミャッレーが述べた。
 パアン法の下の平等センターを、ブリティッシュ・カウンシル、欧州連合、IBJなどと協力して開設したこと、同センターの実現に向けて2017年4月から活動してきたこと、現在、3件の相談を受け、取り組みを行っていることが、同センターへの取材からわかった。

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( 翻訳者:的場彩織 )
( 記事ID:3751 )