1日にバングラデシュへの避難民150人を審査、受け入れへ(2017年10月26日 5)
2017年10月26日付 The Voice 紙

ヤンゴン、10月25日

 ヤカイン州での一連の暴力行為発生を受けバングラデシュへ避難している人々について、1日に避難民150人*を審査し受け入れることになるだろうと、社会福祉・救済・再定住省連邦大臣のDr.ウィンミャッエーが述べた。
 「以前にも経験がある人達、入国管理局側から提示されている審査の状況からも、1日につき150人程度の受け入れになるだろうと話している」と同大臣は述べた
 ミャンマーに戻りたい人は タウンピョウレッウェー (陸路)か、ンガークーヤ (水路)ルートから入ることになり、再び受け入れをする難民キャンプに一時的に留め置かれ、審査のうえ受け入れたら、元々住んでいたという村落に居住地を定めるという手はずになっている。
 再び受け入れを行う避難民キャンプにおいて、ミャンマー国内に住んだことがある人物か否かを審査する一連の作業を行わななければならないため、1日につき150人程度のみ審査することが可能になるだろうと入国管理・人口局が提示している旨大臣は話した。
 国際連合の発表では、バングラデシュへ逃れた避難民の数は約50万人にのぼるとされる。
 バングラデシュへ到った避難民を1993年に制定された入国管理法によって再び受け入れるには、ミャンマーから発行された証明カードのコピーを一緒に提出しなければならない他、民族、宗教、職業、妻・夫の名前、住所、同居家族リストを含めフォームに記入しなければならない。それがいかなる人物からの脅迫もなく、自らの意思で記入したものであることの保証を付け、ミャンマーに戻る許可を得た際には、現行のミャンマー法を尊重し従うと誓約することで、審査と受け入れがなされる。
 10月24日、バングラデシュ側へ到っているミャンマーに定住したことのある人々の帰還と、国境間連絡事務所を開設しミャンマーとバングラデシュの2国間で協力して対応することについて、両国の内務大臣が面談し、10の項目に署名した。

*審査所1ヶ所で1日150人という報告もある。

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( 翻訳者:小池美有 )
( 記事ID:3900 )