日本政府、ホアビン・イエンバイの2省に救援物資を供給
2017年10月20日付 VietnamPlus 紙
亡くなった人を埋葬しに行く遺族を、いかだを使って助ける関係当局(写真:ブ・ハー/ベトナム通信社)
亡くなった人を埋葬しに行く遺族を、いかだを使って助ける関係当局(写真:ブ・ハー/ベトナム通信社)

 10月10~13日、ホアビン、イエンバイ、ソンラー、北部デルタ、北部中流域と北中部の各省において、熱帯低気圧の影響による大雨洪水は甚大な損害を引き起こした。特に、ホアビン省タンラック県フークオン村の土砂崩れは驚くべきものであった。日本政府は国際協力機構(JICA)を通して、イエンバイ省とホアビン省の住民に救援物資を供給することを決定した。
 10月20日、ノイバイ商品サービス株式会社の国際倉庫にて、在ベトナム日本大使館の代表である永井克郎公使とJICAベトナム事務所の藤田安男所長は、緊急の支援物資として雨除けのテント、水を濾過する設備と毛布を、ベトナム側の代表者である農業農村開発省災害防止総局のチャン・クアン・ホアイ総局長へ手渡した。
 それとともに、JICAベトナム事務所の藤田安男所長は、農業農村開発省災害防止総局が行った救援物資の受入れとイエンバイとホアビンの2つの省への輸送の手配における尽力について敬意を表した。同時に、救援物資が豪雨と洪水によって起きた2つの省の住民の苦労を少しでも減らす助けになるよう望んでいると述べた。
 引き渡し式において在ベトナム日本大使館の永井克郎公使は、先の歴史的な洪水で親しい人を亡くした遺族に対して深い悲しみの言葉をおくった。同時に今回の災害で影響を受けた人々に対しての同情と共感の気持ちを述べた。

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( 翻訳者:橋本実穂 )
( 記事ID:3904 )