シティタクシー登録のためのブローカーが出現(2017年11月17日 2)
2017年11月17日付 The Voice 紙

ヤンゴン 11月16日

 ヤンゴンを走るタクシーをシティタクシーとして登録するためのブローカーが出現していることが、シティタクシーとして登録しているタクシー運転手たちへの取材から明らかになった。
 タクシーをシティタクシーとして登録するために、タクシーを停車して長い時間待たなければならないこと、車の流れを止めて渋滞してしまうことなどから、代理人(ブローカー)を介して登録をしていること、その場合、3万チャットを払わなくてはならないことを、上記の運転手たちが明かした。
 「本当はシティタクシーの登録に3万チャットも掛からない。ブローカーを挟むからそのくらい掛かってしまうのだ」とタクシー運転手の1人が述べた。
 タクシーをシティタクシーとして登録するためには、タクシーの所有者は、国勢調査[調査票か?―訳者注]、自動車所有証明書、国民登録証、地区が発行する身元証明書、営業免許(自宅保管用、車内携行用、および営業免許保持者マーク)と、登記していなければ売買契約文書を持ってこなくてはならず、登録費用と文書発行費用で総額12500チャット掛かる旨、ヤンゴン管区運輸局(YRTA)が明かした。
 「ブローカーを利用すれば1時間しか掛からない。このまま行列に並んでいたら一日掛かってしまう。何もしないでそんなに待ってはいられないので、ブローカーを利用した。友人たちはもう済ませてしまった」と、シティタクシーの登録待ちをしているタクシー運転手の1人が言った。
 現在、シティタクシーの登録に来る人が多い(行列を作って待っている)ので、番号札を配る方式をとっており、一日あたり200人から300人あたりまで番号札を出す旨、シティタクシーの登録作業を行うタムェ区レーダウンカン通りにあるYRTA庁舎の担当者が述べた。
 「今日、管区首相のもとに行き、国民の提案に基づいて、登録のための分所をつくって作業を進めていけるようにお願いしに行く。登録者が大変多い」と同氏が述べた。
 登録用の番号札を得るための順番待ちは、現在のところ、11月20日までいっぱいになっているので、その日以降に再度、行列を作らないといけない旨、番号札を得るため行列に並ぼうとしているタクシー運転手の1人が述べた。
 11月15日にシティタクシーとして登録した人は150人おり、今後その数が増えたら場所を分けて行っていくことになるが、どこへ場所を移すかはまだ確実に決まってはいない旨、YRTAの担当者が述べた。
 ヤンゴン管区で営業しているタクシーは、シティタクシーとしての登録と、営業免許の有効期限の延長を、12月31日までにしなければならず、ヤンゴン市のタクシー6万8千台のうち、シティタクシーとして6万2千台以上が登録されている旨、管区政府が明かした。
 代理人(ブローカー)の問題に関して、YRTAの事務次官に今日の夕方4時過ぎ頃に問い合わせたところ、YRTA局長である電気・工業・道路交通大臣でもあるドー・ニーラーチョーに尋ねるようにとのことだったが、大臣に尋ねようとしたものの連絡をとることができなかった。

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( 翻訳者:倉橋美希 )
( 記事ID:3941 )