日本、ベトナムで食品製品の紹介を推進
2017年11月01日付 VietnamPlus 紙
Japan Fair 2017の催しに参加した第1区コーバック通りのファミリーマートの店舗
Japan Fair 2017の催しに参加した第1区コーバック通りのファミリーマートの店舗

 11月1日にホーチミン市で日本振興貿易機構(JETRO)主催により開かれた日本製品紹介推進プログラム(Japan Fair)にて、ホーチミン市のJETRO代表である滝本浩司氏は、現在日本がベトナム市場で食品製品の紹介活動を推進していると述べた。
 滝本浩司氏によれば、Japan Fairは2016年にベトナムで初めて開かれ、市場からポジティブな反応を受けており、40%以上の製品が継続して公式販売されているという。  
 より多様な商品の供給を期待し、Japan Fair(2017年11月から2018年1月まで)では、今後ファミリーマート、ミニストップ、イオン系列の260の商店やスーパーマーケットを通じてベトナムで初めて紹介される日本企業の76製品が出品される予定だ。
 紹介されることになった各商品は、ベトナムで供給元が少ないものの消費者からの需要が高いもの、かつベトナムの市場に適した価格となっている。主力製品が食品(菓子、フルーツジュース、アイスクリームなど)である一方で、今年は日本企業が子供向けの昔ばなしののった書籍も紹介する予定だ。
 ファミリーマートの商品マーケット部門のトップである山之内氏は、日本の食品製品の長所について、ハイテクチェーンで生産されていること、クオリティーの保証があること、消費者の健康面において安全であることを挙げた。また、子供向けの食品製品についても目を引くような形や包装が施されているという。
 山之内氏は、現在のファミリーマートの営業収入はかなり安定的に増大していると話した。その中でも、日本製の食品製品、お菓子、アイスクリームが多くの若者から支持を受けている。それ以外には、抹茶製品やフルーツジュースといった製品もベトナムの消費者からポジティブな反応を受けている。
 日本製品は現在、ベトナムでの日本の小売システムにおいて合計約10~20%を占めている。将来の見立てでは、日本企業が青果やサプリメントのような異なる商品の紹介を積極的にすすめ、引き続き消費市場拡大に動き、そして日増しに高まっているベトナム消費者の需要に呼応していくとみられる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:片方明 )
( 記事ID:3951 )