新しい教科書に変える:多くを実施するが効果は少ない?
2017年11月02日付 VietnamPlus 紙


 新しい普通教育課程と教科書の適用時期の延期には賛成したものの、国会議員らは以前の教育部門は「多くを実施するが効果は少なかった」ため、戸惑いを示している。
 この問題について、第14期国会第4定例国会で、国会議員のグエン・ゴック・フオン氏(クアンビン省)は率直に、1980年代から今まで、教育訓練省は教科書変更問題に関し繰り返し翻り、迷ってはあれこれと解決策を出してきたと述べた。
 「しかし、多くを実施するが効果は少なかった」と彼は言う。
 このクアンビン省代表者は、さらに次のような現実も指摘した。教育部門の変化は、文字を変更するものだったり、改革のために用いられた文章は作者の名前を間違えていたり、反感を買うような文章を掲載したり、といった「唖然とする」ものであった。彼は以前の教育改革は失敗であった、と繰り返した。
 まとめとしてグエン・ゴック・フォン国会議員は、以前の失敗は担当機関がまだ技能を備えていなかったことが原因だと指摘した。彼によると、例えば、試験的運用は実施されたものの、拡大適用が実施される時期まで、インフラや経費、業務環境などの条件が整った場所のみを選んで行っていた。彼によればこうしたことによって改革はいまだ要求に達していないという。
 また彼によれば、提示された改革カリキュラムが教師たちの育成の業務や管理経験に適合していないというもう一つ別の理由もある。
 この観点と同じく、ズオン・チュン・クオック国会議員は新しい教育課程と教科書に対し準備のための時間と設備備品を増やすことを求めた。
 「カリキュラム自体は教育訓練省の前の任期が終わった時から混乱していた。歴史の教科はさらに議論すべきか否か。新しい任期になってまだ2年である。こうしたことで遅れを弁解することはできないが、業務を行い、引き継ぐ人の困難を分かち合う必要もある」とズオン・チュン・クオック国会議員は述べた。
 彼は、議論の過程において教育部門は強く決心しており、1年しか延期をするつもりがないことを見て取ったという。クオック氏は「遅れが長引けば、さらにその次の任期にまでかかってしまう心配がある」と同情の言葉を述べた。

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( 翻訳者:橋本実穂 )
( 記事ID:3952 )