カンボジア国防省の代表は10月20日、首都プノンペンにあるベトナム駐在武官事務所本部で、カンボジア王国軍に属す専門家やアマチュアがベトナムとカンボジアの友好関係やベトナム－ラオス－カンボジアの友好関係をテーマに創作した代表的な文学・芸術作品を引き渡した。
　これらは、ベトナム－ラオス－カンボジアの３か国の戦闘的団結心に関する文学・芸術創作キャンペーンに合わせ、カンボジア国防省が全軍で創作活動を行ったもので、総数600点以上の中から選ばれた代表作品である。
　キャンペーンは、ベトナム・カンボジア関係樹立50年（1967－2017）、ベトナム・ラオス友好協力条約締結40年(1977－2017)、そして、ベトナム・ラオス外交関係樹立55年（1962－2017）を記念し、ベトナム人民軍政治総局が主宰し、カンボジア王国軍とラオス人民軍との共催で開催された。
　カンボジア国防省役務総局長のメアス・サヴォン上級大将は引き渡し式の発表で、カンボジア王国軍はこれまで、全武装勢力内で芸術創作コンテストを広く行い、全国の幹部や兵士らの積極的な参加があったと述べた。
　メアス・サヴォン上級大将は、コンテストの開催や参加はカンボジア王国軍の幹部や兵士らがベトナム－ラオス－カンボジアの３国軍間の団結心・友好心について、より理解を深めることになったと確認した。さらに、コンテストはカンボジアの軍の幹部や兵士らが今後の勤務にも資する執筆、写真や映像の撮影の技能を高めることにも貢献した。
　コンテストに出品された作品は、絵画、詩歌、小説、映画、写真の５分野で創作されたもので、かつての共通の敵に対する抗戦や現在の祖国の建設・防衛におけるカンボジア－ベトナムの２か国間、あるいは、ベトナム－ラオス－カンボジアの３か国間の人民と軍隊の戦闘的団結心への称賛を描いたものになっている。
　特筆すべき点は、コンテストの作品の中に、ポル・ポト政権を打倒し、虐殺という惨劇からカンボジア人民を救ったベトナム志願兵部隊の多大な功績と支援を称賛した作品が多かったということである。
　在カンボジアのベトナム駐在武官であるグエン・アイン・ズン大佐は、カンボジア王国軍の代表から引き渡されたコンテストの文学、芸術作品を丁重に受け取り、カンボジア王国軍の幹部や兵士らの創作キャンペーンに対する関心や熱意を高く評価した。
　グエン・アイン・ズン大佐は、これらの文学、芸術作品は、ベトナム－カンボジアの友好関係、さらには、ベトナム－ラオス－カンボジア３国の友好関係の維持、強化、発展に貢献する、明らかな証左であり、素晴らしい要因であると確信していると述べた。

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（ 翻訳者:片方明、山森美佳 ）
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