常住戸籍帳による管理方式を正式に廃止
2017年11月07日付 VietnamPlus 紙


 政府は、「常住戸籍帳」による常住登録住民管理の方式を廃止し、個人識別コードを通して管理する方式に替える案に同意した。

<主な歩み>
●1957年10月23日
 農村の同胞が都市に出るのを制限することに関する政府首相通達495号
●1964年6月27日
 戸籍の登録と管理の条例を公布施行する閣僚評議会の政府議定104号。戸籍制度が正式
 に適用される。
●1988年7月1日
 戸籍の登録と管理の条例を公布施行する閣僚評議会の議定4号
●1997年10月5日
 戸籍の登録と管理に関する政府の政府議定51号
●2006年11月29日
 第11期国会2006年の81番目の法律、居住法
●2012年11月21日
 第13期国会2012年の25番目の法律で、ハノイ市の住民管理に関して新たに規定した首
 都法
●2013年6月20日
 第13期国会2013年の36番目の法律、改正居住法
●2014年4月18日
 居住法の施行細則を規定する政府議定31号
●2017年10月30日
 公安省の国家管理の職能範囲内に属す住民管理に関連する公民書類、行政手続の簡素 
 化に関する政府決議112号

<ドイモイ以前>戸籍システムは、食糧、土地、家屋、教育、医療、雇用の分配と密接に結合していた。
<ドイモイ以降>戸籍はまだ強制であったが、居住登録していないことは、人々の生計に重大な影響を与える問題ではなくなった。

<2006年居住法以前>
●戸籍登録の種類(4種類)
 KT1:常駐者(居住地において、土地の使用権を購入でき、他の社会サービスを受けら
    れる)
 KT2:登録した省内にはいるが、他の[県や]区にいる(土地の使用権を購入でき、社
    会サービスを受けられる)
 KT3:長期で一時滞在する人(土地の使用権を購入できるが、社会サービスは制限され
    る)
 KT4:一時滞在者(土地の使用権を購入できず、社会サービスも制限される)
●戸籍登録条件(中央直属都市)
 3年連続して居住

<2006年居住法以降>
●戸籍登録の種類(2種類)
 一時居住
 常住
●戸籍登録条件(中央直属都市)
 1年間連続して居住(2006年居住法)
 2年連続して居住(2013年改正居住法)

【出所】政府、世界銀行とベトナム社会科学アカデミーの報告書『ベトナムにおける戸籍管理システム』

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:4003 )