市内循環鉄道駅の乗降プラットフォーム、高さをかさ上げ(2017年12月4日 15)
2017年12月04日付 The Voice 紙

ヤンゴン12月3日

 円借款契約を結んで日本から購入する予定の車両と、現在走行するREB[訳者注:Rail Bus Engine、日本製気動車のミャンマーにおける通称]の乗降口は、市内環状鉄道の駅の乗降プラットフォームより高いため、市内環状鉄道の38駅のプラットフォームを高くしていると、ミャンマー鉄道が明かした。
 「高さが低い駅を高くするのは、今後導入される日本の車両のために準備を整えておくためだ。乗客は階段を少し上がるだけで、列車に乗ることができる」とミャンマー鉄道の第7管区(運行部)ジェネラル・マネージャーのウー・ゾールィンが述べた。
 駅プラットフォームを高くすることは、ヤンゴン市内環状鉄道線の改修計画に基づき行うものであり、国家予算9476万米ドルを使って行う旨、ミャンマー鉄道が明かした。
 市内環状鉄道38駅のプラットフォーム改修では、2016年と2017年にランマドー、シャンラン(シャン通り)、アロウン、パンフライン、ハンターワディー駅の作業が終わり、ピーラン(ピー通り)駅も新たに建設して、プラットフォームを改修したこと、引き続き残りの駅を2018年中に作業することを、ウー・ゾールィンが述べた。
 「まだ32駅残っている。引き続き作業することを検討している」と同氏が述べた。
 現在、ヤンゴン市内環状鉄道線での運行用にJICAの円借款2億653万米ドルで日本製の車両66両を購入する予定であることがミャンマー鉄道への取材から明らかになった。
 DEMU[訳者注:Diesel Electric Multiple Unit、動力分散型電気式ディーゼル気動車]を2017年から2019年の間に契約を結んで購入し、2020年9月に第1陣のDEMU車両が到着する予定であるとミャンマー鉄道総裁ウー・トゥーイェインミンが述べた。
 「旅をする国民が楽々と乗車できるように、また走行時間を短縮できるように、日本の車両を購入した」と同氏が述べた。
 市内環状鉄道線は29マイル半あり、走行時間を1時間短縮できるように作業しており、現在列車が一周走行するのに2時間50分かかる旨、同氏が述べた。
 ヤンゴン市内環状鉄道駅では、RBE列車12本が走行しており、市内に38駅、郊外に17駅あり、一日当たり215周して乗客を運んでいることが、ミャンマー鉄道への取材からわかった。

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( 翻訳者:倉橋美希 )
( 記事ID:4020 )