ベトナム、海洋と海洋法に関する国連会合に参加
2017年12月06日付 VietnamPlus 紙


 国営ベトナム通信社(TTXVN/VNA)の国連駐在特派員によると、12月5日、ニューヨークの国連本部で第72回国連総会議題77「海洋および海洋法」に関する全体会合が開催された。
 会合では、海洋と海洋法に関する諸問題についての国連事務総長の報告が検討され、同議題の下で提出された各決議案の草案についての議論が行われた。
 議論では、各国は2017年、海洋と海洋法の諸問題に関連した多くの重要な出来事を目の当たりにしたとし、特に、「海洋、海および海洋資源の保全と持続可能な利用」(Conserve and sustainably use the oceans, seas and marine resources)というテーマのもと、海洋に関する国連の会議が初めて開催されたことが強調された。これは、持続可能な開発目標14(海と海洋)の実現をサポートするためのものである。
 同時に、「国家管轄権外区域の海洋生物多様性」(BBNJ)の保全と持続可能な利用に関し、「1982年の海洋法に関する国際連合条約」(国連海洋法条約/UNCLOS)の枠組み内での国際的な法的拘束力のある措置の整備を目的とした準備委員会が国連総会によって設置され、会合が行われた。会合はBBNJに関する法的拘束力のある文書の作成を含めた提案報告を採択し、成功裏に終了した。
 各国は、持続可能な開発目標の勝利的な実現に貢献するためにも、これまでの様々な約束事を実際の行動に移す時が到来したとしている。
 UNCLOSに関し、多くの国が、海や海洋上の全ての活動を調整する「海洋の憲法」であり、また、海洋資源の平和的で、持続可能な、および公平な管理と利用、そして、紛争の平和的解決のための全面的な法的枠組みであるとして、その重要性を強調した。
 全体会合で、ベトナムの国連代表部代表のグエン・フォン・ガー国連大使は、UNCLOSの普遍性と統一性を確認し、全ての国に対し、人類全体と将来の世代の利益のため、海と海洋と海洋資源の平和、安定、持続可能な開発の確保に向け、自らの責務を尊重し、実行するよう呼びかけた。
 南シナ海問題に関し、グエン・フォン・ガー国連大使は、南シナ海は沿海国の人々の生存空間となっているだけでなく、多くの主要な国際航海のルートが行き交う場でもあると強調し、南シナ海の平和と安定の維持は地域と世界の利益と関心事であると述べた。
 ベトナムは、ASEAN各国とともに、関係国に対し、自制、UNCLOSを含む国際法に沿った平和的な手段での紛争の解決、外交および法的なプロセスの十分な尊重、そして、「南シナ海に関する行動宣言」(DOC)の完全履行の継続を呼びかけた。
 ベトナムは、ASEANと中国が「南シナ海に関する行動規範」(COC)の枠組み草案を採択したことを歓迎するとともに、UNCLOSに合致し、実効性と法的拘束力のあるCOCの策定に向けた早期の実質的な交渉を提起した。

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( 翻訳者:阿部静香 )
( 記事ID:4098 )