ゼーガバー博物館、1月中のオープンめざし準備(2017年12月27日 2)
2017年12月27日付 The Voice 紙

ヤンゴン 12月26日

 ミャンマー初の私立博物館となるゼーガバー博物館を、宗教・文化省が調査し終え、1月中のオープンを目指して準備していることが、国立博物館・考古学局[訳者注:正式名称は、考古学・国立博物館局]への取材でわかった。
 ゼーガバー博物館については、収集した古美術品が、遺物に関する基準と合致しているか否か、宗教・文化省の専門家が3度調査した上で、文化遺産保護法に基づいて、第1番目の個人所有博物館として許可を出したものであると、国立博物館・考古学局の上級職員の1人は話した。
 「収集品の詳細なリストを登録してから許可を下した。諸外国に存在する私営博物館の基準に沿って準備しているかということを繰り返し調査して認可した」と同氏は話した。
 ミャンマー経済界トップの実業家であるウー・キンシュエが所有するゼーガバー博物館は、ミンガラードン区、ゼーガバー公園内に建てられている。
 3階建ての博物館には霊長類時代から植民地時代まで、時代ごとに展示室が設置され、化石や古代仏像を含む1万点以上の古美術品を収集して保存していること、博物館で展示する品々は本物の文化遺産であることを、その博物館の責任者の1人は話した。
 「低所得階層の人も来ることができる入場料をとることを予定している。[いくらかは]実際にオープンする時に分かる」と同氏は話した。
 ゼーガバー博物館を、およそ200億チャットを充てて建設したこと、古代仏像を最も多く収集しており、信仰を基本とする展示室が中心となっていること、諸外国の博物館が持つクオリティを備え、考古学会議を行える大広間やカフェなども入っていることが、ゼーガバー博物館への聞き取りで分かった。

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( 翻訳者:星野純 )
( 記事ID:4109 )