中国とベトナム、「黄金の物流回廊」を設立
2017年12月24日付 VietnamPlus 紙


 南寧鉄道局グループ有限責任会社(略称・南寧鉄道局、広西省チワン族自治区所属)は、12月23日現在、中国とベトナムが国際鉄道の連結輸送事業に関して協力を強化していると強調した。
 国営ベトナム通信社(TTXVN)の駐中国特派員によると、現在、ベトナムと中国の鉄道部門は、ベトナムから中国を通って第三国へ、また中国とヨーロッパを結ぶ各専門路線と接続する貨物コンテナ鉄道路線との連結の早期実現に向けて、共に努力し奮闘しているとされる。
 2017年12月の中旬に開催された第41回中越国境鉄道会議において、南寧鉄道局は、南寧-ハノイ間の国境を跨ぐコンテナ専門路線の開通平常化に関する事項を、新しい議定内容に加えた。
 また、南寧鉄道局によれば、11月28日には、中国-ヨーロッパ間のコンテナ専門路線の列車が、約20時間かけて初めて南寧からハノイまで貨物を運搬した。
 その後、12月1日の列車は、引き続きベトナムの貨物を載せ、憑祥市[訳注:広西チワン族自治区]の国境駅に戻り、二国間の両方面への貨物輸送開通に成功した。
 南寧鉄道局によると、開通からわずか20日間で、中国‐ヨーロッパ間のコンテナ専門路線の列車が首都ハノイから憑祥市まで貨物運搬をする4便に接続し、総貨物量は1880トンに達した。これより、ベトナム‐中国間の「黄金の物流回廊」が確立されつつあることがみてとれる。
 12月18日には、防城港市と東興市(広西チワン族自治区内)間の鉄道路線プロジェクトが着工された。
 このように、この鉄道プロジェクトが成功したのちには、広西省は中越間の国境で3路線を連結させ、両国間の結びつきに強固で安定した基盤を築くだろう。

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( 翻訳者:窪田真人 )
( 記事ID:4139 )