政権転覆活動罪でチャン・ティ・スアンに禁固9年の判決
2018年04月12日付 VietnamPlus 紙
法廷でのチャン・ティ・スアン被告
法廷でのチャン・ティ・スアン被告

 4月12日、ハティン省人民裁判所は、「人民政権転覆をめざした活動」の罪に関して、同省ロックハー県タックキム社ロンハイ村在住のチャン・ティ・スアン(1976年生まれ)の第一審公判を開いた。
 法廷はチャン・ティ・スアンに禁固9年と刑執行後の保護観察5年の判決を宣告した。
 ハティン省検察院の訴状によれば、2016年6月頃、「民主兄弟会(AEDC)」訓練委員長のレ・タイン・トゥン(ホーチミン市在住)がチャン・ティ・スアンと連絡をとり、AEDC加入を斡旋した。
 その後、レ・タイン・トゥンと中部のAEDC委員長グエン・チュン・チュック(クアンビン省ボーチャック県タックチャック社在住)とグエン・チュン・トン(タインホア省クアンスオン県在住)は、チャン・ティ・スアンをAEDCに加入させるため、facebookのアカウントNụ Tầm Xuânを通じて彼女と連絡をとった。
 AEDCは、ベトナムにおいて多元的・多党的・三権分立的な制度の樹立をめざして現在の体制を変えるために政治機構に影響を及ぼしていこうとしていた。チャン・ティ・スアンは加入に同意した。
 それからAEDCは、ベトナムにおいて政権を弱体化させ、政権を変え、現在の体制を変えるために、党・国家に反対する活動をおこなった。
 2016年7月3日夜、グエン・チュン・チュックは、会の主な役職者を選出するため、SNSを通じてAEDCの会合を開催した。チャン・ティ・スアンはSNS上でのオンライン選挙に参加した。選挙結果により、グエン・チュン・チュックが中部AEDC委員長、チャン・ティ・スアンが副委員長となった。
 2016年9月25日、チャン・ティ・スアンは副委員長の資格でSNSを通じたAEDCの定期会合開催を仕切った。会合で会員たちは、中部各省で発生した環境事故について人民を扇動して反対させる伝単・ビラ撒きの状況を報告した。同時に会への加入者を捜し選抜する方法を議論した。
 チャン・ティ・スアンはfacebookのアカウントNụ Tầm XuânとTrần Hoàng Quânを使用して、党と国家の路線・政策を歪曲して宣伝する文章や映像を掲載してシェアーし、人々にデモに参加してSNSやwebsiteなどにアップするよう扇動した。
 中部AEDC副委員長として、同会首脳陣の指示やコントロール、そして国内外の反動的組織の後ろ盾をえて、日増しにチャン・ティ・スアンは政権に盾突き転覆する意図を積極的に実行していくようになった。
 2017年4月3日、チャン・ティ・スアンは、ハティン省ロックハー県人民委員会庁舎での秩序を紊乱する大人数の集会に参加した。
 ここでチャン・ティ・スアンは直接マイクを持って反対スローガンを叫び、同時に人々に器物を損壊し秩序を乱すよう扇動し、数時間にわたってロックハー県人民委員会の活動に深刻な影響を与えた。
 チャン・ティ・スアンの上記の行為は、刑法79条第1項の規定により「人民政権転覆をめざした活動」の罪を犯している。
 公判でチャン・ティ・スアンは自分の犯罪行為を認め、こうべを垂れて悔い改め、法律の規定に基づく寛大な処置を法廷に請うた。
 取り調べで審理・究明し、チャン・ティ・スアンが誠実に供述し、悔い改めた後、法廷はチャン・ティ・スアンに禁固9年と刑執行後の保護観察5年の判決を宣告した。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:4249 )