「はだしの足、鋼鉄の意志」:民族の歴史的瞬間をよみがえらせる
2018年04月16日付 VietnamPlus 紙
ディエンビエンフーの戦いのための物資を運ぶ民工団
ディエンビエンフーの戦いのための物資を運ぶ民工団

 民族独立獲得・防衛闘争の過程に関する約250点の歴史的な写真や資料、現物が、企画展「はだしの足、鋼鉄の意志」の展示空間で一般公開される。
 このプログラムは、ホアロー監獄跡(ハノイ市ホアンキエム区ホアロー街1番地)にて4月18日午前に正式に開幕し、6月15日まで続く。
 「『はだしの足、鋼鉄の意志』は、ホー・チ・ミン主席の選択した道について行こうと決心した、優秀な子弟たちの意志と勇敢な心の物語です。1954年のディエンビエンフーの約束の地から1975年の南部解放と国土統一の凱旋まで、長期の2度の抗戦において、『はだしの足』をもって、彼らは『鋼鉄の意志』により敵に立ち向かい、あらゆる苦難を乗り越え、あらゆる試練を克服し、輝かしい歴史の頁を書くのに貢献しました」とホアロー監獄跡管理委員会代表は話した。
 それにより、今回展示している写真や現物は以下の4つの部分に集中している:「あの方の足跡をたどる」(ベトナム革命の勝利に対するホー・チ・ミン主席の役割と、主席の思想・知恵・人格の教訓を確認する)、「監獄の中から」(植民地主義・帝国主義の監獄を、幹部と戦士の革命学校に変える)、「はだしの足、鋼鉄の意志」(人々の心に刻まれた将軍たちの人生と事績を紹介する:ヴォー・グエン・ザップ大将、グエン・チー・タイン大将、ホアン・ヴァン・ターイ大将ら)、「ベトナムの本領と知恵」(国の防衛と建設におけるベトナム軍民の強い意志を確認する)。
 今回のプログラムの強調点は、2組の展示「ディエンビエンフーの朱い境界標-1954年」と「大勝利の黄金の歴史-1975年」である。「当時の兵士になじみ深い多くの記念品(ハンモック、ヘルメット帽、ヒキガエル・リュック[ベトコン・リュック]など)は、過去の記憶をよみがえらせ、悲痛と喪失に充ちていたが、勇敢で輝いていた父兄の時代を今日の若い世代に語りかけるだろう」と組織委員会代表は述べた。
 さらに、この2組の展示は、戦線の向こう側の将軍や兵士たち(フランス遠征軍のディエンビエンフーの軍事拠点を指揮したカストリー将軍や、元アメリカ国防長官のロバート・S・マクナマラ氏など)の、ディエンビエンフーの戦いとホー・チ・ミン作戦に関する認識を紹介する時、人々がそれらの歴史上の出来事を多角的・客観的に見ることができるように手助けするだろう。 
 「はだしの足、鋼鉄の意志」と題するこの企画展は、南部解放から43年(1975年4月30日ー2018年4月30日)、ディエンビエンフーの戦いから64年(1954年5月7日ー2018年5月7日)、ホー・チ・ミン主席の誕生から128年(1890年5月19日ー2018年5月19日)の記念として開催される。

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( 翻訳者:渡辺真衣 )
( 記事ID:4287 )