アメリカがCPTTP加盟を検討するとの情報に対するベトナムの反応
2018年04月19日付 VietnamPlus 紙
3月8日サンティアゴで包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定締結式に参加する各国の代表者(出所:新華社/ベトナム通信社)
3月8日サンティアゴで包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定締結式に参加する各国の代表者(出所:新華社/ベトナム通信社)

 4月19日午後ハノイで、外務省の定例記者会見が行われ、ドナルド・トランプ米大統領が、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)にアメリカを加盟させるか検討中であるという情報に対するベトナムの反応についての質問に対し、レ・ティ・トゥー・ハン外務省報道官は次のように答えた。「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定、略称CPTPPは、オープンな貿易協定です。これによると、この協定が高水準の合意を基盤とした上で発効した後、メンバー国すべての同意が得られれば、各エコノミーは、CPTPPに参加することができます」。
 これに先立つ4月12日、ホワイトハウスは、ドナルド・トランプ大統領が各高官に対し、「より良い合意」を得ることができるならば、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に復帰する可能性を検討するよう指示したと明かした。
 アメリカの農業が強い州の議員達に歓迎されるこの決定から、選挙キャンペーンの時にTPPに反対し去年アメリカ大統領に就任した直後この貿易協定からアメリカを脱退させたトランプ大統領の態度が180度変わったといえよう。
 しかしながら、4月12日の声明の中で、アメリカのリンジー・ウォルターズ大統領副報道官は、 トランプ大統領の新たな指示は、これまでの大統領声明と一貫していると伝えた。
 ウォルターズ氏は、「去年、大統領はTPPから脱退するという約束を守った。なぜなら、この協定はアメリカの労働者と農民にとって平等ではないからだ。しかし、彼は、より良い合意には常にオープンであると一貫している。その上で、大統領は、ロバート・ライトハイザー通商代表部代表とケリー・クドロー国家経済会議委員長に対し、『より良い合意への交渉が可能か否かを検討する』ことを要請した」と述べた。
 ホワイトハウスの代表として、トランプ氏は日頃から多国間貿易協定に対する不満を述べていた。その中にはTTPや、24年の歴史があり、現在アメリカ、カナダ、メキシコ間で再交渉が行われている北米自由貿易協定(NAFTA)も含まれる。
 しかし、今年の1月スイスのダボスにおける世界経済フォーラム(WEF)において、トランプ氏はTPP加盟国に対し個別、グループの両方の形式での会談に入る準備をしていると話した。
 TPPはかつてオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム、そしてアメリカの12カ国が交渉に参加していた。
 アメリカのTPP脱退以降、残った11カ国はこの合意の継続に尽力し、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTTP)と名称を変え、3月8日にチリで署名がなされた。

[関連記事:アメリカのCPTPPに対する突然の変化を日本は歓迎]
https://www.vietnamplus.vn/nhat-ban-hoan-nghenh-su-thay-doi-bat-ngo-cua-my-doi-voi-cptpp/497085.vnp

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:海野靖恵、嘉田浩 )
( 記事ID:4312 )