ヤンゴン本屋通り今後許可せずとの発表(5-9-3-3)
2018年05月09日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月8日

 ヤンゴン市テインビュー通りにあるヤンゴン本屋通りの営業が今週から許可されなくなるということが、本屋通りにて営業している書店(訳者注:露天商)らへの調査により判明した。
 ヤンゴン本屋通りは、オープン当初には約170店舗の新刊本と古本を販売する書店が出店していた。出店している書店の店主らが語るには、現在営業しているのは約50店舗の古本屋のみである。
 「1週間休業しなくてはならないと言われた。休業後、次の日曜日になって再度連絡が来ると分かった。どういった意図かは分からないが、今はもう営業ができない。責任ある立場の人たちが、少し待ってから(事情説明を)聞いてほしい、今週は店を出さないで、と言っている。本屋通りでは、新刊本を売る本屋は不調な売れ行きに耐えられないので、もう販売を続けていない。営業しているのは古本屋だけだ」とチョーウィン書店の作家、ウー・チョーウィンが述べた。
 同氏は、本屋通りで古本屋に対し販売許可を与えないなら、その日暮らしの貧しい商売人たちは苦境に立たされ、生活が厳しくなる可能性があるとも語った。
 また、ミャンマー出版流通者団体により、本屋街は2017年1月7日にオープンし、4月の一時休業を経て2017年11月11日に再オープンしたこと、そして、2018年5月第2週目からは本屋通りでの営業が許可されないということが明らかになった。
 「テインビュー通りにて開かれている本屋街に関して、ヤンゴン管区政府が正式な文書を送ると言ったが未だ送られてこないため、私たちも待っている。月曜日に送ると言って、未だ送られてこない。なぜ営業が許可されなくなるのかということは、文書が届いて初めて分かるだろう」と同団体の責任者は述べた。
 前述のヤンゴン本屋通りで出店している書店は、当初1店舗につき1日6000チャットを納めることとなっていたが、現在では1店舗につき7000チャット納めなくてはならないということが書店への調査より明らかになった。
ヤンゴン本屋通りはヤンゴン管区政府とヤンゴン市開発委員会の協力によりオープンし、毎週土曜日と日曜日の午前9時から午後5時まで営業する許可が出されていた。
「ヤンゴン本屋通りに関して管区政府からの発表があるだろう」とヤンゴン市開発委員会の責任者が語った。
ヤンゴン管区政府社会問題大臣ウー・ナインガンリンへ電話による問い合わせ行ったが、大臣と話す許可は得られなかった。

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( 翻訳者:田中千帆 )
( 記事ID:4321 )