ベトナムポスト、烈士(戦没者)に関するデータを収集し、ポータルサイトを構築
2018年05月06日付 VietnamPlus 紙
烈士の墓ごとに写真を撮り情報を集めているベトナムポストの職員
烈士の墓ごとに写真を撮り情報を集めているベトナムポストの職員

 5月6日、フート省タムノン県にある烈士墓地で、ベトナム郵便総公社(ベトナムポスト)は正式に烈士、烈士の墓、烈士墓地に関するポータルサイト構築計画の開始式を行った。
 情報通信省、労働傷病兵社会省、国防省によるこの計画で、情報通信省は烈士の情報を数値化し、全国規模での烈士の墓や墓地の実際の姿を伝えることを狙っている。
 現時点で、国には依然として約20万の烈士の遺骨が各墓地に集まっておらず、これまでに30万以上の烈士の遺骨が集められて各墓地に埋葬されているが、まだ情報が不足している。 ポータルサイトの構築は、国民と烈士の遺族がより迅速かつ正確に情報にアクセスし、身内の墓を探す行程の困難を減らすだろうと考えられている。
 ベトナムポストには12000以上の郵便局と43000人近くの労働者の各村々に広がるネットワークがあるため、ベトナムポストは様々なレベルのデータを分割する手順を作り、烈士の墓や墓地のデータを集めるソフトやポータルサイトのためのソフトを構築し、データの収集を全国で展開することになった。
 ベトナムポスト取締役会の会長ファム・アイン・トゥアン氏は、ベトナムポストは各行政単位のデータ分割とポータルサイトで用いるソフトウェアを完成させたことと明らかにした。
 さらに、ベトナムポストは実地調査を完了し、実地で得たデータに基づき規則的に墓の地区、区画、列の位置や番号を振る作業を実施した。都市・省の63の郵便局は、国全体の3000近い烈士の共同墓地における写真撮影と情報データ収集に力を入れている。
 写真の質、情報の正確なアップデートを確保するために、収集に参加しているメンバーはみな、ポータルサイトの画像ソフトウェアの使用、データ収集とデータ処理の方法の訓練を受けている。
 ベトナムポスト社長のチュー・クアン・ハオ氏は、全ネットワークに対し、スケジュール通りにプロジェクトを積極展開するよう、特に情報の質と実地に基づくデータ収集の情報品質を確保しつつ2018年5月中に完成するよう要請した。

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( 翻訳者:小笠原倫生、千葉智洋 )
( 記事ID:4352 )