大学入試試験成績票受給開始(6-5-1-2)
2018年06月05日付 The Voice 紙

ヤンゴン 6月4日
今年3月に行われた大学入学試験(10年生終了試験)受験者の成績表を、6月4日から全国規模で、まずヤンゴンとネーピードーにて受給開始していることが教育省試験局より判明した。
 自身の成績表は、合格者であれ不合格者であれ受け取ることができる。ヤンゴン市ではフライン大学キャンパスのズェカビン棟で、ネーピードーでは第52棟試験局オフィスにて受け渡しを行っている。
 試験局オフィスから申請書を入手し、申請書と400チャット分の切手を提出しなくてはならない。申請書に名前・受験番号・試験場名などを記入することで、成績表を受け取ることができる。受給できる最終日はいまだ設定されておらず、業務時間内の午前9時から午後2時の間に受け取りが可能である。
 成績表は、フライン大学キャンパス内のズェカビン棟ではカウンターを7つ設置して発行しており、初日に受給しに訪れた人数は3万人以上であったと教育省試験局の高官が語った。
 「受験番号や名前が正確に記入されている必要がある。誰が申請書を出しに来ても(代理人も受け取り可能)すぐに発行する」と同氏は述べた。
 6月4日、フライン大学キャンパスのズェカビン棟へThe Voice社が取材に訪れたところ、多くの人が成績表を受け取りに来たため、並んで待機しなければならないようだった。受け取りに来る人は、自分の家から糊を持参すべきだということもわかった。そこには糊を販売する人もいた。
 成績表を発行しているズェカビン棟の入り口では、大学の専門科目に関わる塾、事務実務関連の専門学校、その他の私設教育サービス事業の広告などを配布しており、構内とキャンパス付近で紙を配っているのも見受けられた。
 また、成績表を全国規模で受給できるよう計画を実行していること、6月4日にバゴー管区やイワラジ管区などを訪れ、出張形式で成績表を発行していることが教育省試験局より判明した。
 北オッカラーから成績表を受け取りに来たウー・イェー氏は、「成績表を発行するうえで困ったことはなかった。ただ成績表が出てきたら不満もでてきた。私たちは、娘はD(訳者注1)を6科目取れるだろうと思っていた。点数が出てきたら、1科目の点数がDに若干足りなかったので、少し悔しい思いです」と語った。
 今年の大学入学試験の合格点が6月2日に発表され、全国の受験者78万人超のうち約26万人が合格した。合格率は32.82パーセントで、前年に比べ減少した。
 また、大学入学試験の成績表を受給するよう実行しており、合格証明書を発行する日程はいまだ定まっていないことを同局が述べた。

*訳者注1 Dは“Distinction”の略。80点(英語、ビルマ語は75点)以上の得点に付けられる成績評価で、日本のSS、秀などに相当する。

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( 翻訳者:田中千帆 )
( 記事ID:4411 )