167番街で販売を行っている露天商を一掃(6-1-1-2) 
2018年06月01日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月31日

 ヤンゴン管区タームェ区所在の167番街にいる移動露店商に対し、公共の場所で商売をしないよう、5月31日からヤンゴン市開発委員会が一掃に乗り出した。
 現在のところ上述の排除の対象である露店商はタームェ高架橋の下と、その付近の道の表通りにおいて販売していることが、167番街の露店商からの話で分かった。
 「露店商たちは明日は販売を続けるだろう。災難は1日が2日と続くともう耐えられない。これより酷くなるならデモを行う許可をもらい、合法的にデモをする。ヤーピェ市場の店舗が空きになっているので、今のように一掃してしまったら中に人が入るだろうと考え、実行した可能性もある」と167番街で鶏肉を売るドー・チーピャーが語った。
 露店商たちが販売行為を行わないために、この通りの道端で物売り禁止、販売行為を発見した場合は商品をゴミとして没収する、とヤンゴン市開発委員会は167番街の表通りに、バナーを立て掲示していた。
 「167番街の商人の一掃について、その指揮を執るのは管区議会議員ウー・フラテインだ。メディアの取材については彼が答えると我々に話した」とヤンゴン市開発委員会の責任者が述べた。
 その件に関してタームェ区第一選挙区選出のヤンゴン管区議会議員ウー・フラテインの元へ正午から夕方にかけて電話取材を試みたたが、電話は繋がらなかった。
 167番街の道端での露店販売行為のために、人や自動車の往来がしづらくなることが多々あり、また平気でゴミのポイ捨てをするので悪臭が発生しており、周囲に被害が及ぶため、今回露店商を一掃しなければならない事態に至り、先の商人たちをタームェ内の税のかからない市場内で販売するよう勧告したことが同委員会からの話で分かった。
 タームェ区の167番街には、それぞれの区から200程の露店商がやって来ており、彼らが移動させられることで生活において多くの困難に直面し得ることが露店商たちへの取材で分かった。
 タームェのヤーピェ市場内の4、5フィート[約1.22~1.52メートル]の店一室は400~800万チャットであり、賃料も1月につき3万5千~5万チャット払わなければならないが、その価格は露店商人たちにとって高額であるため、そこに入ることができないとのことだ。
 167番街で販売を行っている商人たちを一掃するにあたり、管区議会議員とヤンゴン市開発委員会、警察組織が協力して排除を行った。
 2018年1月最終週に先述の露店商たちに撤去するよう勧告し排除したが、彼らが再び販売を行ったため、今回は露店販売をすべて禁止する措置として、一掃に乗り出したことが露店商からの話で分かった。

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( 翻訳者:田守彩香 )
( 記事ID:4415 )