発表する国会から議論する国会へ大きく転換
2018年06月15日付 VietnamPlus 紙
記者会見を主宰するグエン・ハイン・フック国会事務総長兼事務局長
記者会見を主宰するグエン・ハイン・フック国会事務総長兼事務局長

 6月15日午後、グエン・ハイン・フック国会事務総長兼事務局長は記者会見を開き、第14期国会第5会期の結果を公表した。
 フック事務総長は、ベトナムの革命的報道の日93周年記念にあたり、各報道機関の指導部および記者に祝意を述べた。
 第5会期の結果について、レー・ボ・リン国会副事務総長兼副事務局長は、立法業務に関する多くの重要な内容が盛り込まれたプログラムを完成させ、国の重要問題を決定し、最高監察を行ったと述べた。
 今会期において、国会では7つの法律と8つの決議が討議され、採択された。各法律、決議は、経済発展、人権、公民の基本的権利と義務に関する法体系の整備、国防能力、国の安全保障の強化などを目的として、国会により採択された。
 採択された法律は、測量地図法、サイバーセキュリティ法、改正告発法、改正競争法、改正国防法、スポーツ・体育法の一部条項について改正・補充法、計画に関連する11の法律について一部条項の改正・補充法となっている。
 採択された決議は、2019年の法律・法令制定計画と2018年の法律・法令制定計画の調整に関する決議、2016年国家財政の決算承認に関する決議、2019年国会の監察プログラムに関する決議、「2011年~2016年までの企業における国家の資本、財産の使用、管理および国営企業の株式化に関する政策、法律の実施」について特別監察の結果に関する決議、質疑応答に関する決議、2019年国会の特別監査団創設に関する2つの決議、第14期国会第5会期決議である。その他にも、国会は9つの法案に対し、検討を行い、意見を聴取した。
 今会期において、国会は、ヴオン・ディン・フエ副首相、交通運輸大臣、天然資源・環境大臣、労働・傷病兵・社会問題大臣、教育・訓練大臣との質疑応答セッションが行われた。発言と質疑応答の時間を短縮する方向で質問と回答のやり方を刷新、改革することによって、質問や討議する議員の数を増やし、議員の能力を発揮し、質疑応答の質を向上させることにつながった。
 国会第5会期は、活発、誠実、民主的な雰囲気の中で行われ、発表する国会から討議する国会へと大きく転換し、有権者と世論から高い評価を受けた。
 今会期において検討され、意見聴取が行われ、採択された各法案(その中には特別行政経済区法案、サイバーセキュリティ法など、新たな難しい法案を含む)に対し、国会議員たちは、厳格に資料を研究し、有権者と国民各層の意見や提案を取り入れ、責任感、智慧、熱意をもって誠実に討議し、明確な見解を示したうえで、適切な決定を行った。
 今会期の成果を通じ、国会活動が日増しに国民と密接に繋がっており、全国の有権者が注目してしっかりとフォローし、国会が検討し討議している内容について、多くの熱意溢れる、誠実な、建設的意見を迅速に提案していることが理解される。
 また今会期中、国会は、女性国会議員グループの創設10年記念にかかる重要な対外活動も行なった。
 ミクロネシア連邦議会議長率いるハイレベル代表団がベトナム国会を訪問し、6月6日午前に質疑応答セッションを傍聴した。これを通じ、両国議会間交流活動が強化・拡大され、議会間外交の促進に貢献した。

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( 翻訳者:金井千夏 )
( 記事ID:4474 )