10月17日、ビンズオン省人民裁判所は、2015年刑法第117条に基づき「ベトナム社会主義共和国の国家破壊を目論む情報・資料・物品を製造・隠匿・配布あるいは宣伝した」罪について、グエン・ディン・タイン（1991年生まれ）被告の第一審公判をひらいた。
　ビンズオン省人民検察院の起訴状によると、グエン・ディン・タイン被告はビンズオン省タンウエン市ホイギア社に居住している。
　2015年、同被告はビンズオン省トゥアンアン市の医療センターに勤務するようになった。この時期、度々歪んだ内容の記事を読み、同被告は体制に不満をもつ思想を抱き、党と国家に反対する意識を形成していった。
　2017年11月までには、同被告は、党と国家の破壊宣伝を目論む記事を編集し印刷するための機器を密かに購入していた。
　2018年６月には、「ヴァンドン、バックヴァンホンとフークオック特別経済行政単位法」草案反対に人々を扇動し呼びかけるために、同被告は誤った内容をもつインターネット上で収集した写真や記事を含む約3300枚余りのチラシを編集して印刷した。ジーアン市でのデモを結集するため、人々や各企業の労働者に仕事を放棄するよう呼びかける目的をもって、「経済特区での土地レンタルの検討に反対するデモへの参加を人々に呼びかける」内容の同法案関連デモを扇動するものであった。
　2018年６月８日、同被告が配布するために何部もコピーしている時に、公安機関に捜査され、ビンズオン省公安に現行犯逮捕された。
　裁判で同被告は、自分の犯罪行為のすべてを認めた。法廷は、グエン・ディン　タイン被告に、2015年刑法第117条に基づき「ベトナム社会主義共和国の国家破壊を目論む情報・資料・物品を製造・隠匿・配布あるいは宣伝した」罪で7年の禁固刑を宣告した。

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（ 翻訳者:山田奈保 ）
（ 記事ID:4561 )