ベトナムの1200近くのウェブサイトが、第3四半期にハッカーに攻撃される
2018年10月16日付 VietnamPlus 紙


 サイスタックネットセキュリティ株式会社のウェブサイトセキュリティ報告によると、2018年第3四半期に世界中の129,722ものウェブサイトがハッカーによって攻撃されハッキングされた。ベトナムは同リストで19位にあたり、1,183のウェブサイトが攻撃された。
 ウェブサイトをハッキングすることにより、ハッカーはサイトオーナーに対し深刻なトラブルを多く引き起こすことができる: データ盗難、悪意のあるソフトウェアのインストール、ウェブサイトの破壊、偽サイト(フィッシングサイト)の作成、支払いの強要など。
 サイスタックの代表によると、現在まで未だに多くのウェブサイトはハッカーによって残された痕跡からの回復、あるいはそれの除去ができずにいる。具体的には、7月に攻撃されたウェブサイトの21.48%がまだ克服できずにおり、8月と9月の数値はそれぞれ33.87%と44.08%だ。このことは、非常に多くのサイトオーナーやサイト管理人が自身のサイト保全に関心がない、自身が攻撃されたこと、あるいはトラブルへの対処法を知らない、ということを示している。
 サイスタックの統計もまた、.comをドメイン名として持つ60,000以上のウェブサイトが攻撃されたことを示している。これも世界中で最も多く利用されているドメイン名である。その他、.in(インド)、.ru(ロシア)、.hk(香港)、.id(インドネシア)といった一部の国名ドメインもハッカーの格好の標的となっている。
 加えて、攻撃されたウェブサイトの50%近くはサーバーがアメリカにあり、つづくのはドイツ、インドネシアである。攻撃されたウェブサイトの85.4%はLinuxのOSを使用しており、わずか7.01%がWindowsのOSを使用していた。
 データによると、ベトナムでは企業の商品やサービスを紹介するウェブサイトが最も多く攻撃される対象であり、71.51%を占める。続いてECサイトが13.86%を占める。政府の.gov.vnドメインを持つウェブサイトで攻撃されたのは、全23サイト、1.9%だけである。

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( 翻訳者:嘉田浩 )
( 記事ID:4579 )