モン州に高齢者を捨てに来る件が増加(Vol.6/No.203, 12月4日 8-2)
2018年12月04日付 The Voice 紙

モーラミャイン 12月3日

他の管区や州からモン州にやってきて高齢者を捨てることが増加していることを、モン州を活動拠点とする社会救援団体から知った。
 「私たちが支援した期間を通して、2016年から今までで40人くらいいる。2018年には増加してきた。今の状態では15人くらいになっている。この問題も最近関心を持っている人が増えてきた。この問題は少し知られるようになってきたものの一つだ。昔もいた。しかし人々は沈黙していた。今になってやっと、どのように助けなければならないのか、みんなに知られるようになってきたのだ」と社会救援団体のコー・ボーボーウィンが言った。
 他の管区や州からモン州にやってきて捨てられた高齢者の多くが65歳から75歳の高齢者で、駅や参道、バスターミナル、タクシー乗り場などに捨てられた人が多いこと、モン州内出身者の遺棄は1年で約3人だけであったことを同氏が明らかにした。
「主に、このように捨てられる高齢者たちに対し、わたしたち社会福祉局が施しているのは、この高齢者たちには子どもがいるのか、道に迷って帰れなくなったのか、これらのことを聞き、子どものところ、自宅まで送り届けることだ。活動のもう一つとして、誰かに連れられてきて捨てられた、健康状態も良くない、というときには私たちが保健局と協力して、病院で治療をさせている」と、州社会福祉局局長補佐のイェーミャッウー博士が言った。
さらに、捨てられた高齢者の健康状態が通常通りである場合、規定してある項目と合致していて、彼らが希望するならば、老人ホームに送り届ける。最終的に、捨てられた高齢者の側では誰に捨てられたかも分からない、高齢者自身が老人ホームで暮らすことに興味がないようであれば、社会福祉局と連携して事業を行っている高齢者保護施設に送り届ける、と同氏が述べた。
モン州に捨てられた高齢者を保護する施設を開くために土地を確保してあるが、建物の建設とサービス提供ができるよう、ヤンゴンにある捨てられた高齢者を世話する施設で現在学んでいること、モン州にはそのような施設がまだ存在しないこと、老人ホームにだけ送り届けていることを、モン州議会の副議長アウンナインウー博士が述べた。

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( 翻訳者:山口由利加 )
( 記事ID:4655 )