ヤンゴン管区内の工場や作業所を1か月に1回巡回して診療(1月15日 Vol.6/No.239, 5-3)
2019年01月15日付 The Voice 紙

ヤンゴン 1月14日

 ヤンゴン管区内の工場や作業所へ、この新年から1か月に1回、指定した現場を巡回し診療をすることが、労働者・入国管理・人口省により明らかになった。

 上記の工場や作業所へ毎月巡回し治療することを2019年1月から開始するものである。

 巡回診療の計画では、外科、産科、婦人科、整形・理学療法科、歯科・口腔外科、総合内科の医師を含み、関係者の分野に応じ、熟練した専門医らも参加することになったことをヤンゴン労働者総合病院の担当者の一人が述べた。

 「今年のうちから1か月に最低でも1回は工場や作業所を巡回して診療を行う。基本的には労働者の定期的な健康チェックを可能にするために考えたものだ」と上記の担当者は述べた。
 
 2018年には工場や作業所11か所の労働者3000人以上に巡回診療を行い、さらに健康の保護が必要な人をヤンゴン労働者総合病院とタンタビン労働者総合病院へと連れていき治療したこと、他の病院へ輸送し治療することを必要とする人を引き渡していることが労働者・入国管理・人口省から分かった。

 「そのように1か月に1回巡回し診療するというのなら、悪くないと言えるだろう。実をいうと、工場や作業所の労働者らは社会保険料をきちんと納めているにもかかわらず、十分な健康へのケアを長いこと享受できていない」とフラインタヤー区の労働者連盟に加入するメンバーの一人が述べた。

 ヤンゴン管区内では、職場の危険防止[措置]や健康に関する検診を受ける権利がある工場は合計で4594か所あり、労働者の数は50万人を超えることが労働者局の記録などから分かった。

 ミャンマー国内の社会保障局には、労働者総合病院3か所、郡区レベルの社会保障診療所96か所、民間医療診療所1か所の施設があり、社会保障局と覚え書きを交した職場内診療室55か所も開設している。

 しかし、一連の診療業務において、専門医、助手の医師、看護師、薬剤師ら熟練した職員らを今なお必要としていることが、労働者・入国管理・人口省から分かった。

 昨年全国で社会保険料を納めた労働者の数は110万人を超えるようになったので、毎月の健康のための支出約10億チャットをそこから使用しサービスを提供していることを、労働者・入国管理・人口省の社会保障局局長ウー・マウンエーは述べている。

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( 翻訳者:下里雛乃 )
( 記事ID:4711 )