ベトナムと日本は、汚染防止の経験を共有し、協力する
2019年01月11日付 VietnamPlus 紙
ワークショップで情報を共有するヴォー・トゥアン・ニャン天然資源環境副大臣
ワークショップで情報を共有するヴォー・トゥアン・ニャン天然資源環境副大臣

 ベトナム・日本環境ウィークの枠組み内で1月11日午前、ベトナム天然資源環境省と日本の環境省は、「汚染防止に関する国際協力」ワークショップを開催し、2か国における昨今の汚染防止管理、汚染防止及び制御の技術に関する情報を共有をした。
 ワークショップでの情報共有で、ヴォー・トゥアン・ニャン天然資源環境副大臣は、ベトナムは急速かつ大きな経済発展の段階にある。経済に関しては激励すべき成果を成し得たものの、発展の結果として、現在は数々の環境汚染問題に直面していると強調した。
 この問題解決のためにベトナムが環境保全戦略の中に打ち出した重要な解決方法の一つは、汚染予防及び制御である。しかしながら、現在多くの場所で、汚染予防と制御活動は困難に直面している。
 ワークショップを通じ、ヴォー・トゥアン・ニャン天然資源環境副大臣は、今後も日本から知識、経験、及び技術を獲得することで、ベトナムが環境保全事業においてより適切でより効果的な道を歩むことができると期待の意を示した。
 カウンターパート側の勝俣孝明環境大臣は、1960年代の高度経済成長は、環境問題から生じる多大なプレッシャーを日本に余儀なくさせたことを認めた。この問題を解決するために、日本は汚染を制御するため様々な措置を同時に実施した。
 勝俣孝明環境大臣は、今日日本は環境汚染解決・制御分野で最も成功した国家の一つであり、同時に環境の質の処理と制御に関わる技術と先進的なモデルを有している、と強調した。
この度のワークショップでは特に、勝俣大臣は、日本側から、環境汚染制御人員制度と環境人材育成プログラムについて公開し普及を図ると述べた。
 「これらは私たちの取り組みの最大の成果であり、また法的規制が厳密に順守され、持続的な環境保全を保証する基礎となってきた」と、勝俣孝明大臣は発言した。     
 本ワークショップで、ベトナム・日本両国の参加者は、互いの国の状況、環境問題処理経験、環境保全に関し発表を行った。具体的には、「次世代のための綺麗な空気と青い空」、「汚染制御人員制度と環境人材育成プログラム」、「ベトナムにおける大気の質管理の現状と課題解決」、などについてである。
 本ワークショップは日本とベトナムの企業が、互いの経験を共有し、関係を構築し、来る将来の環境産業技術分野での二か国の実業団の協力を促す機会でもある。

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( 翻訳者:山田奈保 )
( 記事ID:4735 )