国民経済大学の教務課長であるブイ・クオック・チエウ氏は、当大学には2018年国家高等学校試験（訳注：高校の卒業試験と大学入学試験を兼ねた試験）の結果が審定採点（訳注：必要時・問題発生時に教育訓練省が設置する委員会が実施する再採点）となった受験者名簿に名前があるホアビン省出身の５人の受験生がいたことを公表した。
　チエウ氏によると、彼らの審定採点後の点数は大学入学登録時の点数より低かった。
　この５人のうち、２人は実際に取った点数が入学合格点よりはるかに低かったため、合格者リストから名前が消された。そして残りの３人の点数は大学入学登録時の点数よりはるかに低かったものの、入学合格基準点を超えていたため、大学で普通に授業を受けている。
　またそれ以前にハノイ医科大学も、審定採点受験者名簿に名があるホアビン省とソンラ省出身の３人の受験生がいることを公表していた。その内１人は実際の点数を以てして合格点に達していたが、２人の生徒は合格点に達していなかった。
　教育訓練省によると、ホアビン省とソンラ省での2018年国家高等学校試験における採点不正は、現行法の規定に則った処分を行うため今も調査が続けられ、書類が整えられている段階にある。
　現時点で、該当する受験生の審定採点結果は2018年国家高等学校試験の正式な結果であり、2018年の高校卒業認定の審査や大学・短大入学の審査をするために使用される。上記に関連する受験生も、2019年国家高等学校試験の受験登録を行うことができる。
　しかしながら教育訓練省は、どの受験生が不正を行ったのか調査の結果がはっきりとしたら、法の規定に則った水準に従って各関連当局によって処分を受けると言明した。

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（ 翻訳者:岩重綾乃 ）
（ 記事ID:4766 )