ベトナムの公的債務、2015年以来の最低水準に
2019年05月20日付 VietnamPlus 紙
2015-2018年段階のGDPに対する公的債務比率
2015-2018年段階のGDPに対する公的債務比率

 政府が国会に提出した報告によると、2018年12月31日時点のベトナムの公的債務はGDPの58.4%で、2015年以来最も低い水準になった。
 また、報告によると、政府の債務はGDPの50%、政府が直接返済義務のある債務は歳入全体の15.9%、対外債務はGDPの46%。
 よって、計算上は、上記の債務の指標はすべて、国会の定めた限度内を維持した。
 また、これらの数値は、2018年末に財政省幹部によって作成されたシナリオよりも低い。当時、2018年末の公的債務はGDPの61.4%、政府の債務は同52.1%になると予測していた。
 過去数年間と比べても、今回の公的債務の比率は低く、2015年と2017年はGDPの61.3%、2016年はGDPの63.7%だった。
 報告によると、上記結果の要因は、好調なマクロ経済により、GDP成長が計画を上回り、過去11年で最高レベルを達成したためである。具体的には、GDPは5500兆ドン超を記録した(計画よりも5兆3000億ドン上回った)。
 さらに、年度内の財政政策の展開がかなりいい成果をもたらし、特に国家予算バランスの歳入が見込みよりも7.8%増え、一方、財政赤字は見込みよりも低いGDPの3.7%だった。これらの要因が、政府の資金調達需要を削減することになった。

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( 翻訳者:大日向爽 )
( 記事ID:4829 )