新しい資格で渡日したベトナム実習生
2019年06月17日付 VietnamPlus 紙
ヴー・ディン・ゼップさん
ヴー・ディン・ゼップさん

 ヴー・ディン・ゼップさんは、特定技能実習生(新しい種類のビザ)の資格で渡日した。それは、より幅広い範囲の業界への就職を可能にし、要求される学歴や専門性も緩和されている。

 富山県に事務所をかまえるオオサワ株式会社は外国人労働力を受け入れており、日本語で「トクテイ」と呼ばれる特定技能在留資格を有するベトナム人のヴー・ディン・ゼップさんを、6月14日から正社員とすると発表した。
 彼はもともと、この会社で3年間の実習を終え、新しい資格で日本に戻って仕事するよう会社に誘われた。ゼップさんは、6月17日から会社で働き始める予定である。これは全国ではじめての、新しい在留資格をもつ労働者である。
 2019年の4月から日本政府は、特定技能と呼ばれる外国人のための異なる種類のビザを追加した。この新しい種類のビザは、日本で現行の実習生ビザと比較して、多くの異なる点を持つ。現行の実習生就労ビザと比較して、新しい種類のビザは、よい幅広い範囲の業界を対象にしており、要求される学歴や専門性も緩和されている。
 注意しなくてはならないのは、特定技能資格が第一と第二の2種類に分けられることだ。最も大きな違いは、日本に滞在できる期限である。第一特定技能資格をとった外国人労働者の滞在期限は最大で5年間であり、対して第二の場合、何回でも期限を更新することが許されており、永住資格に申し込んだり、退職まで日本に滞在したり、日本で一緒に住むために家族を迎え入れることも可能である。

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( 翻訳者:新里フランコ )
( 記事ID:4880 )