国連安全保障理事会でのベトナムの得票数に印象づけられた世界のマスコミ
2019年06月08日付 VietnamPlus 紙
国連安全保障理事会の会議室で記念の写真を撮影される安保理非常任理事国(任期:2020-2021年)に新たに選ばれた5カ国の代表。
国連安全保障理事会の会議室で記念の写真を撮影される安保理非常任理事国(任期:2020-2021年)に新たに選ばれた5カ国の代表。

 世界のマスコミは、アジア太平洋枠の唯一の代表国であるベトナムが圧倒的な賛成票を得て国連安全保障理事会の非常任理事国に選ばれたことを大々的に報じた。

 6月7日に行われた第73回国連総会で、アジア太平洋枠の唯一の代表国であるベトナムが193票中192票という圧倒的な賛成票を得て国連安全保障理事会の非常任理事国に選ばれたことを世界のマスコミは大々的に報じた。
 ベトナムがこの重責を担うため、国連総会に参加する各国・地域の支援を受けるのは今回で2回目であり、ベトナムは10年前の2008-2009年の任期におけるベトナムの成功経験を活かし、また、2020-2021年の任期中、国連や安全保障理事会に対し、積極的、実質的、責任感のある貢献を引き続き行うことになる。
 日本の毎日新聞は、「ベトナムが国連安全保障理事会の新たなメンバーに選ばれた」とのタイトルを付し、安保理の選挙に先立ち、ベトナムはアメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との2回目の首脳会議の開催国として大きく印象付けたと報じた。
 ベトナムはまた、常に多国間主義、持続可能な発展の推進、気候変動問題の解決、人権の向上の重要さを強調してきた。
 毎日新聞は、ベトナムの1977年の国連加盟、2008-2009年の安保理非常任理事国選出などの歴史をふりかえった。
 記事はまた、ベトナムが主に南スーダンでの二つの国連平和維持ミッションに73名の士官が参加するなどの貢献をした明記している。
 中国のチャイナ・デイリー紙も標記の件について報道し、ベトナムはアジア太平洋地域で唯一立候補した国で、秘密投票の結果、極めて多くの票数を獲得し支持されたと報じた。
 新たに選ばれた5か国のうち、エストニアとセントビンセント・グレナディーンは安保理非常任理事国の経験はない。
 フランス通信社AFPによると、ベトナム、エストニア、ナイジェリア、チュニジア、セントビンセント・グレナディーンは、6月7日の投票で安保理非常任理事国に選出された。
 ベトナムは、193の国連加盟国中192か国の支持を受け、5か国の中で最多の得票だった。これは国連の権力機関の非常任理事国の選挙としては記録的な得票数だった。
 ナイジェリアとチュニジアはともに191票、セントビンセント・グレナディーンは185票、エストニアはルーマニアとの2回の投票の後、132票を獲得した。
 一方、アメリカのAP通信によると、安保理非常任理事国の立場にあれば、様々な国際問題と通じ、その国の地位を高めることができ、また、世界で最も緊急性のある安全保障や平和の問題で大きな声を上げることもできるという。

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( 翻訳者:伊藤千恵美 )
( 記事ID:4886 )