毎年、30~35万件の堕胎がおこなわれる
2019年09月23日付 VietnamPlus 紙
妊婦の超音波健康診断
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 現在、ベトナムの人口は9600万人余りで、出産年齢(15~49歳)の女性の数は2420万人余りである。毎年平均でベトナムの人口は100万人近く増加している。

 不十分な統計によれば、毎年堕胎の件数は30~35万に達している。統計総局の最近の人口動態と家族計画化の調査結果によれば、既婚の15~49歳の女性の堕胎100件につき、62件は意に添わぬ妊娠である。
 医療省家族計画化人口総局・総局長のグエン・ゾアン・トゥー氏は、9月23日午前にハノイで開催された「主体的に避妊し、責任は誰か一人のものではない」をテーマとする「世界避妊デーに呼応した」シンポジウムで発表した時にそのように強調した。
 トゥー氏によれば、国際的な経験からすると、家族計画化のために1米ドル支出すれば、社会のために31米ドルを節約することになる。過去何年かの人口工作・家族計画化の結果は、一人当たりの平均GDPを年に約2%増加させ、貧困撲滅に重要な貢献をしてきた。
 現在、ベトナムの人口は9600万人余り。1993年の2%以上の人口増加率は、2017年には1.07%に減じている。統計総局によれば、出産年齢(15~49歳)の女性は2420万人余り。毎年平均でベトナムの人口は100万人近く増加している。
 今後数年のうちに、出産年齢の女性の数は増加し続け、2027~2028年に最大になると予測されている。一方、2017年の避妊方法使用率は76%で、そのうち近代的な避妊方法使用率は65%である。
 まさにそのため、家族計画化の目標達成は引き続き人口工作の重要な中身であり、特に家族計画化のサービスの質を向上させ、避妊手段等に十全に対応することを重視している。
 世界避妊デーは世界的なキャンペーンとしての意義をもち、安全な性関係と避妊の主体性における若者の責任感を呼び覚まし、またすべての人が自分自身とコミュニティの利益のために主体的に妊娠行為ができると奨励している。
 世界避妊デーの目的は、ジェンダーヘルスとリプロダクティブヘルスに関する賢明な選択をするように、避妊手段に関して、人民のあらゆる階層、社会コミュニティ、特に出産年齢の男女・成年未成年の若者の認識を改めることである。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:4932 )